ハイピッチャーMAX5/8oz.と3/4oz.を使用したスローロールのリアクションの釣りを紹介させて頂きます。そして、私事ですが皆様へご挨拶がございます。
いよいよ冬が到来ですね。先日11/21、22に開催されたW.B.S.クラシックの結果は2日間、トータル5匹6,490gで3位フィニッシュでした。
初日は快晴無風のコンデションの中、霞ヶ浦本湖を2周半して4バイト3フィッシュ(内ビッグフィッシュ賞となる1,710g)の4,170gをウエイインしました。
2日目は冷たい北風が吹き、初日良かったエリアを回ってはみたが2時間ノーバイト。
そこで、直前のプラクティスで水の色のみ確認をしていた北浦へ1時間のロングドライブを敢行しました。
以前に動画でも紹介させてもらったハイピッチャーMAXヘビーウエイト5/8、3/4oz.を使用したスローロールのリアクションの釣りで隠れオダを狙い、2本のキロフィッシュを釣り2,320gをウエイイン。なんとか3位にとどまる事ができました。
(2日目の1匹目)
(同じく2匹目の1,300gフィッシュを無事ランディング)
(2匹2,320gをウエイイン)
(今回、2匹のバスをキャッチしたのは共にキラーゴールドの5/8oz.でした)
今回はハイピッチャーMAXのヘビーウエイトを掘り下げて話をさせてもらいます。
(この動画と全く同じ釣り方でキャッチしました)
ヘビーウエイトにあたる、5/8,3/4oz.はライトウエイトになる3/8,1/2oz.とは基本コンセプトは同じであれ、少し特化させた部分があります。
一般的に重いスピナーベイトはディープレンジで使用する事が多いでよね。
しかも、ディープレンジのボトム付近にあるストラクチャーを舐めながらしっかりトレースするにはイメージしているよりも、ゆっくりとリトリーブする事とスピナーベイトの特徴でもある浮き上がりを極力抑える為にロングキャストが必要になってきます。
そこで問題になるのがブレードのバイブレーションが感じられなくなる事。この釣りでノー感じになることは決定的にマイナスに作用します。
バイブレーション感は水中のストラクチャーに対して、今、どの部分にスピナーベイトがコンタクトしているのかを分からせてくれます。そしてロッドワークなどでオダ(枝)をかわしたりすることが出来るか否かで、バスにバイトをさせられるか、はたまた根掛かりになってしまうのか、、、それを決定づけるのもバイブレーション感の大きな役割です。
特にこのハイピッチャーMAXのヘビーウエイトモデルはロングキャストした先のディープレンジでもしっかりと手元に伝わるバイブレーションに拘ったスピナーベイトです。
ウエイトごとの使い分けは3mレンジには5/8oz、4mレンジには3/4oz.が基本になります。
もう一つは、ストラクチャーにコンタクトさせた際の抜け感を大事にしています。
引っ掛かり過ぎる場合は軽く、逆に簡単にスルスル抜けてしまう場合は重めをチョイスすると良いでしょう。
スピナーベイトはリアクションで喰わせることが最も得意なルアーになり、半根掛かり状態からスピナーベイトが平打ちする瞬間の不規則な動きが最もバイトチャンスになり、それをルアーに演出してもらうためにはウエイト選びも重要になってきます。
ブレード選びの基本は、よりゆっくりリトリーブしてもバイブレーションが感じられるTWタイプから試してもらうと良いでしょう。
もう少しマニアックなお話しをすると、同じリトリーブスピードの場合、ブレードによっての浮き上がり易さの違いを利用して細かなレンジコントロールをする事もあります。
浅いレンジでのスローロールも実は有効なテクニックになり、浅いオダやゴロタなどでも試してみてください。もちろん、その場合は1/2oz.が使い易いですよ。
皆様へご挨拶最後に私事ですが12月15日をもちまして、10年間勤務したO.S.P社、そしてプロスタッフを卒業いたします。コラムや動画をご覧下さった方々、そして、フィールドでお声をかけて下さった方々、イベントにお越しいただきました皆様に深く感謝するとともに御礼申し上げます。これからも、違ったかたちでバス業界を盛り上げていけるように全身全霊を傾けていきます。今まで本当にありがとうございました。平成27年12月15日草深幸範
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