ベイトが接岸しているときに有効な釣りとテクニック。
みなさん、この夏はどう過ごされましたか? 今年は暑かったですね~!
ホント、このまま日本は南国になっちゃうんじゃないかと思うくらいでしたね!
ボートに持ち込んだ飲み物はみるみるうちにお湯になるし、ボートのデッキは熱くて裸足じゃ歩けませんでした。
釣りをしていても熱中症に気をつけながらやっていましたが、ちょっとでも気を抜くと危ない暑さでしたね。
みなさんは大丈夫だったでしょうか?
ボクは万全の体制を絶えず取っていたので元気いっぱいに乗り切れました。
ちなにみボクの対策は簡単にTOP3を上げると、「睡眠、水分、露出しない」です。
睡眠はすごく大事! 睡眠不足はホントに気をつけなと速攻でやられます。ボクは眠い時は無理して起きないで10分でもしっかり寝ます。
まぁ、どこでも寝られる体質になってしまってますが… ボートを木陰に停めてとかね。それだけでもだいぶ違います。
次に水分ですが、これは当たり前でもあります。そして飲むものにも注意が必要です。
緑茶などの利尿作用のあるものより、スポーツドリンク系がおすすめですが、カロリーが気になる方は同じお茶でも麦茶を推奨します。
で、最後に「露出しない」っていうのはつまり、帽子とネックゲーター! がやっぱ大事ですね。
帽子は今さら言う必要はないと思いますが、首筋を守るネックゲーターはものすごく大事だったりします。ちょっと暑くてもしとくべきです!
さらに長袖、長ズボンというのもボクの中では重要で、日焼けからくる体力の消耗はけっこう大きいです。
特にボクは長期滞在、連日釣りっという場合が多いので、翌日に疲れを残したくありません。
まぁ、ざっくりこんな所ですが、これら対策をしっかり秋までやっていて損はないと思います。
おっと、だいぶ釣りの話からそれましたね、すいません。しかし大事なことですからね!
さーここから本番! いよいよ秋です! 釣れますよー!
ってことで、今回はTOP50最終戦のプラクティス時のお話しをしたいと思います。
場所は霞ヶ浦水系、ちょうどこの時は台風の影響などで水位が少し高くなっているのと、水温がガクンッと落ちたタイミングでした。
30℃近い水温から23℃へ、まさに秋パターン開始! そんなタイミングでした。
通常、この展開だとワカサギが接岸してきて“ワカサギパターン”となるのですが、今年はショアラインにエビがすこぶる多い!
多いというか、もう、護岸から生えているかのごとくびっちりいるわけですよ!
そりゃ、バスだってこれだけエサが目の前にいれば、わざわざ沖めに出て行ってワカサギを追うより食べやすいこのエビたちに留まるはずです。
つまり、通常のパターンとはズレが生じるわけで、昨年のデーターは信用しきれなくなりました。
本来なら沖の杭を中心に狙っていくのですが、シャローもしっかりチェックしていかないといけません。
ベイトの存在はそれだけ重要なのです。
というわけで、沖を意識しつつも、テトラやアシをチェックすることに時間を使いました。
結果、やはり狙いどおりに釣れたわけですが、メインになったパターンは04シンクロのエコモデル2.7gにHPシャッドテール3.1インチをトレーラーにして、
消波ブロックのインサイドやアシの隙間を打っていくパターンでした。
食ってくる多くのバスはフォール中にバイトしてくる感じで、まさにエビが壁やアシから落ちるタイミングを待っているかのようでした。
なのでアプローチも「なるべくタイトにフリーフォール」を心掛けて丁寧に攻めていきました。
キャストして着水後、クラッチを切ったままでラインを送り込み、ロッドも倒したままにしてラインテンションをかけないようにします。
しかしその間、水面のラインから目を離さないことも大事です。
なんせフォール中にバイトしてくるので、微妙なライン変化でフッキングしないと、消波ブロックに潜られたり、アシに巻かれたり、といった事態になりますので…
タックルはベイトフィネス用で、ロッドはブラックレーベルプラス681LML、ラインは操作性を考えて8ポンドをチョイス。
狙うところを考えれば10ポンドでもいいのですが、微妙なラインコントロールを考えて8ポンドにおささえました。
04シンクロでそこそこ釣れたあと、今度は消波ブロックを中心にドライブシャッド3.5インチのノーシンカーを使って攻めてみました。
このリグは旧吉野川で活躍して以来、ボクのお気に入りになっています。
これも基本的にはノーシンカーなので、使い方はフォールになります。
そしてやはりバイトはフォール中に集中しますので、ラインで変化を感じてバイトを取ることが重要です。
ボクはこの時、フロロの4ポンドラインを使いますので、特にバイト後の早急なやりとりが求められるわけです。
もちろんラインを太くすることもできますが、ドライブシャッドのテールアクションがあまりラインが太いと消えてしまうのでおすすはできません。
ボクのフィーリングでは3.5インチではマックス4.5ポンドまでですね。
これをテトラの穴にテンポよく入れていきます。
ここで、「消波ブロックの中で掛けてもラインブレイクしない?」とよく聞かれますが、実はあまりした経験がないのです。
まぁ、ボートからの釣りが前提になってしまうのですが、テクニックとしては消波ブロックの手前や浅い側で掛けたのでしたら、
とにかくすぐラインを巻きとり、やや強引でも消波ブロックの外に出してしまう。
逆に、消波ブロックの内側や深いところで食ったり、バイトに気付かず潜られてしまった場合、もしくは潜って動かないという時は、
ボートをなるべく寄せて、無理に引っ張りっこせずに、一定のテンションをかけたまま待つのです。
すると、潜り込んで動かなくなっていたバスが辛抱たまらず動き出す! そうしたらこっちもの!!
ラインをテトラからなるべく離すように一気に巻きます。
するとわりとあっけなく、スルスル上がってきます。
もちろんランディング後は、ラインチェックを忘れずにしてくださいね!
簡単そうに聞こえますが、これはある程度、経験が必要かもしれませんのでとにかく試してみてください。
と、まぁ、エビが大量発生してショアラインが熱かった時のお話でしたが、これがなくなってもワカサギの接岸やシラウオの接岸など、
ベイトの接岸のタイミングというのはそのエリアをホットにしてくれます。
そんな時の合図としてボクが目印にしている物をお教えしちゃうと、それは鳥です!
カスミ水系はサギ系の鳥が多く、それらの多くはショアラインに寄ってくるベイトを狙っています。
ホントに岸ギリギリまでベイトが寄らないと彼らは捕食できないため、鳥がいる場所というのはそれだけギリギリまでベイトが寄っているということです。
それがすべてではありませんが、基準のひとつとしてボクはベイト探しに役立てています。
とは言っても、必ずしもベイトがいるとは限らないので、あくまでも参考の範囲でお役立てくださいね。
それにしても、とにかくこの時のプラクティスは6日間やって5日間大雨! といった天候でした。
そのおかげでプレッシャーが少なく、バスの答えもとにかく素直でしたね。
水温も真夏の30℃近い所から25℃以下になり、水中も過ごしやすくなったせいもあったかと思いますが、でも、それが秋ですよね! とにかく釣りやすい! 快適な環境でバスも素直です!
でも、それだけにバスもとにかく散っています。1ヵ所でバタバタ釣れるのではなく、広くいろいろな場所にいます。
ですので、スピナーベイトのように広く早く探れるルアーが有効になってきます!
だから、秋はとにかくハイピッチャー!! このウエイト、このサイズ感、とにかく完成度が高い!
ボクはこの時、風のないあまり時は3/8オンス、エレキでボートポジションをキープするのも難しいぐらいの強風の時は1/2オンスを使っています。
カラーはこの頃のお気に入りは「ワイルドギル」です。ササ濁りから、泥濁りまで、うまい具合に存在感を出してくれる濁った時のアピール系のカラーです。
使い方は、アシの岬や消波ブロックの外側を引きますが、それ以外にテキサスリグのようにピッチングでアシを撃ったりもします。
濁っている時はとても効果的な攻め方ですね!
みなさんもこの秋、ガンガンO.S.Pルアーで釣りまくっちゃってください!
ではでは、いつも応援ありがとうございます! またお会いしましょう!
関連商品