小さくてもすごいHPシャッドテール!!
中国地方は、スポーニングが最盛期を迎えた感じです。
そこで今回は、アフターの見えバスなどにも効く、HPシャッドテールの使い方をご紹介したいと思います。
■HPシャッドテールの基本的な使い方
HPシャッドテールは、O.S.Pソフトルアーの中でもテールのアピール力が最も大きいジャンルに入ります。
こういうワームで食わせるキモは、゛いかにテールを自発的に動かして釣るか ゛ということです。
活性が高いときは ゛ワームをロッドで動かして ゛というアクションで食べてきますが、トーナメントや活性が低いときには、゛ワームを自然に動かさないと食べてこない ゛という場面が多々あります。
ワームが自発的に動くアクション=究極の食わせのアクションだと思うので、今回はHPシャッドテールでそのような動きを出せるリグを紹介したいと思います。
【ネイルシンカーをセットしたオフセット掛け】
HPシャッドテール2.5インチを#1/0の細軸オフセット(僕の場合は、ノガレス セカンドバイト バーサタイルフィネス#1/0)にセットして、頭に近いお腹に1/64oz(0.4g)のネイルシンカーを打ちます。
HPシャッドテールはノーシンカーでも釣れますが、ネイルシンカーを打つことによって、フリーフォールさせたときに勝手に泳いでくれます。
頭に近い方にネイルシンカーを打って、水平フォールではなく進みながらフォールさせるのがキモで、テンションをかけながらフォールさせると、小魚が泳いでいるかのようにテールを動かしながらフォールします。
このとき、ロッドは動かしてはダメです。
フリーフォールさせた場合は、ハの字、またはスパイラル(ネイルシンカーが偏っていると)にフォールします。
これまでは水平フォールがナチュラルだと思っていましたが、最近はスパイラルフォールがバスに食い気のスイッチを入れるものだというように考え直しました。
バスがワームを見るタイミングにもよりますが、スパイラルフォールだと ゛ワームがバスに近づいていって離れる ゛という動きが必ず起こります。
この瞬間にバスにスイッチが入って、スイッチが入ると後は勝手にバスがワームをもっていって釣れてしまうということになります。
特に、プリスポーンやアフタースポーンなどバスのスイッチが入り難い時期には、この釣り方は非常に有効です。
(写真:4月24日 HPシャッドテール2.5インチの0.4gネイルシンカー(オフセット掛け)で釣りました)
【オフセットジグヘッド】
ジグヘッドのカーブフォールはとても釣れますが、特にHPシャッドテールのようなテールにアピール力のあるワームには特に向いています。
リザーバーなど根掛りしやすいところは、オフセット型のジグヘッドを使うことによってストレスなく使うことが出来ます。
立木や岩盤などの縦ストラクチャーも、水平フォールの縦の動きでは反応なくても、ジグヘッドをカーブフォールする横の動きには反応する場合があります。
縦ストラクチャーの場合は、狙いたい水深分だけ投げてカーブフォールさせるだけで、狙う水深を1mピッチくらいで刻んでいきます。
岬などのボトムを攻める場合は、フォールしたら30~50cmリフトしてボトムに着くまでカーブフォールを繰り返します。
重さは水深によって使い分けますが、基本は1/8oz(3.5g)で3~10mはカバーできます。3mより浅い水深は、1/16oz(1.8g)などでカバーできます。
【ダウンショット】
ダウンショットをするにも他にも有効なワームは一杯あります。
例えば、ドライブクローラー3.5インチを例にとって違いを説明すると、ドライブクローラー3.5インチはズル引き&ステイで食わせるダウンショット、HPシャッドテール2.5インチはスイミング&ステイで食わせるダウンショットになります。
このように、ワームの動かし方にメリハリをつけると、ルアーローテーションしたときに数が稼げるようになると思います。
10gぐらいのヘビーダウンショットの場合、ズル引きするとワームはかなり振動するので、ズル引きでもHPシャッドテール2.5インチでアピール力を高めるといった使い方もあります。
(写真2:2014年9月21日に HPシャッドテール2.5インチの10gヘビーダウンショットで釣りました)
■最後に
HPシャッドテールとリグの関係を理解することにより、ワームの特徴を最大限活かすことが出来ます。
ぜひ、HPシャッドテールのテールの動きを活かすようなリグと操作方法で、これからのアフタースポーンの時期、数もサイズを狙ってみてください。
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