低水温期における、霞ヶ浦水系でのお奨めハードルアーがあります
フィールドスタッフの富村貴明です。
今回は低水温期、霞ヶ浦水系でのハードルアーのお奨めを紹介したいと思います。
秋が深まってきた11月中旬の霞ヶ浦は、水温はおおよそ10℃位でした。
ボトム付近までベイトの反応がある場所などでは重めのスピナーベイト、ハイピッチャーMAXの5/8oz.などをゆっくり巻いたりして良いサイズが釣れました。
しかしながら12月に入り1週毎に1〜2℃ずつ水温が下がって水温が一桁台となると、いよいよ冬本番。
広範囲に散らばって捕食していたバス達も、冬の場所や行動にシフトしていきます。
冬(低水温期)の霞ヶ浦でのバス釣りで、ます私が狙うエリアや物についてです。
エリアは北よりの風に影響されにくく日当たりが良い所、深場が隣接している場所や流入河川ではない水域を結んでいる閉鎖的な川や水路などが多いです。
狙うものは
①杭(太かったり、密集していたり、古いロープが沈んでいたりするものが○)
②波消しブロック帯(水の流れをモロにうけないような場所)
③沈み物(捨て網や木・枝など)
④石積離岸堤やドック先端石積、鋼矢板、ハードボトム帯(深場が隣接している)
低水温期の霞ヶ浦水系で私が選ぶハードルアーは、まずシャッド系プラグです。
O.S.Pのシャッド系プラグと言えば、ハイカットとダンク(パワーダンク)さらに各フローティングとサスペンドモデルがあります。
11月後半から12月一杯、ほぼ毎週徹底的に使い込んでみました。
無風で穏やかな時はまずハイカット。
サスペンドモデルを中心に、杭周りや沈み物(①、③)ではストップ&ゴーのリーリングで誘います。
杭や物に派手に当てず、際をゆっくり通して止める。そんなイメージですかね。
無風で日照りが続いているような時は、表水温が上昇するからなのか日照を得たいのか、結構サスペンドしている事があります。
また、波消しブロックのボトム付近や沈み物を狙う時はダンクを使用。
こちらはフローティングモデルを先行して、バスの反応があったり沈み物の根掛り具合が把握出来たらサスペンドを使用します。
霞ヶ浦本湖中心であれば、パワーダンクよりはダンクの泳層レンジがピッタリです。
ボトムにタッチしたら、わざと糸ふけを出して少々ステイ。変化が無ければワームのズル引き感覚で少しづつ移動の繰り返しと、こちらもあまり当てすぎないイメージです。
体力のある大きいバスは、冬でも結構動いて捕食行動をする事があるようです。昼前頃~夕方のタイミングで風が若干当たる石積やドック先端など(④)を私は狙います。
この時はハイカット。ゆっくりゆっくりタダ巻です。出会えればズシッと抑え込むバイトか、コリッ(?)っという、ついばむような(?)頭などの硬い所で弾かれているようなバイトがあります。
ハイカットは固定重心で向風などでは少々投げづらい部分もありますが、他の移動重心タイプのシャッドには絶対に出せない、無駄のないナチュラルな細かい動きと食わせで重要になるステイ時の姿勢。本当に究極系のシャッドだと思います。
ちなみに私はスピニングタックルにフロロカーボンラインの4.5LBを使用してます。
これからの季節は気温の低下から休日は朝寝坊の方が多いと思われますが(笑)昼ごろからの大型フィーディング時合いもありますので、是非フィールドに出かけてみて下さい!
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