PROFILE

川上記由

関東
(山中湖)

山中湖をホームレイクとし圧倒的な強さを誇る。2006年よりNBCチャプターに参戦しJB戦も含め優勝回数17回、入賞多数。07年、08年、09年、10年、12年と年間1位を獲得。09年、10年には山中湖第2チャプターでも年間1位を獲得しW制覇を達成。2014年も6戦中5戦入賞と無類の強さを発揮。2016年も年間総合優勝を勝ち取った。シャローのサイトフィッシングから魚探のシューティングとそのスキルはトップレベル。山中湖のクセを知り尽くしたまさに山中湖マイスター。

BFC山中湖大会参戦レポート

こんにちは山中湖の川上です。

今回は7/24(日)山梨県 山中湖で開催された、BFC(バスフッシングクラブ)が主催する大会に参加しましたので、その様子をレポートします。

まずはBFCと言う団体ですが、北浦や山中湖を中心に釣り好きのアツいアングラーが集まりトーナメントを開催している団体です。私がホームとしている山中湖でも年2回の大会が開催され、当日も42名のアングラーが集まり賑やかな大会となりました。

今回は大会の開催タイミングと都合が合いましたので参加させて頂く事としました。

結果的には上位入賞は出来ませんでしたが初夏のハイランドレイクでのハイプレッシャーの中、ブリッツMAX-DR(ゴーストライムチャート)の活躍でプラから本戦で貴重なバスをキャッチする事が出来ました。

試合を前にした山中湖の様子は7月も終わりと言うのにまだ梅雨明け前で、試合直前の天気も雨や曇りの日が多く、バスもシャローからミドルレンジまで幅広く散っており安定していない印象でした。

この時期の山中湖のセオリーとして狙うバスは2種類でシャローでオイカワ等のベイトフィッシュを追うバスと、ミドル~ディープに固まるワカサギの群れを追うバス。今回の試合はこの難易度の高い2種類のネイティブバスに数の少ない放流を混ぜ、如何にウエイトUPを図るかを想定しプラを進める事にしました。

【プラクティスの様子】

プラは前週に行いました。まずはこの時期定番のシャローのバスを確認します。

シャローでポイントとなる場所は、水通しが良くベイトが多く居る場所や、シャローのストラクチャー周辺となります。プラでもその周辺をサイトで確認していくと大型バスが目視で確認できます。

ライトリグを中心に反応を確認すると、時々ルアーに反応するもののバイトには至りません。とりあえずシャローにはバスが居る事の確認が出来ましたので、ミドル~ディープのチェックをする事としました。

次にチェックするバスは、ミドル~ディープでワカサギの群れに付くバスで、難点としてはシャローに比べ極端に数が少ない事!

ですが、キャッチ出来ればベイトをたらふく捕食したウエイトのある個体が望めます。ポイントとしては地形変化があり、過去の経験からベイトの固まりやすい場所を中心にチェックしていきます。

何か所かチェックすると、特に地形変化が大きく急なブレイクが岸近くに入る、通称ママの森周辺の4m~6mのバンクには多くのベイトを確認する事が出来ました。

選択するルアーはこの時期定番のクランクでチェックします。今回はベイトのポジションを考慮し、潜行深度が合うブリッツMAX-DRを投入します。

ロングキャスト後ゆっくりリトリーブし攻めますが反応がありません。エレキで流しながらキャストを続けていると、若干岬形状に張り出したポイントには更に明確なベイトの固まりがあり、バスらしき魚影も魚探で確認出来ます。

ここに再びブリッツMAX-DRを投入し、今度は少し早めにリトリーブしリアクション効果を意識しアプローチします。するといきなりバイト! すさまじいパワーでロッドが絞り込まれます。

格闘の末、キャッチしたバスは、50㎝弱の2㎏近いナイスフッシュでした。更に同じポイントで同クラスのコンディションの良いバスをキャッチする事が出来ました。

試合に向け、良い手ごたえを感じる事が出来、プラを終える事が出来ました。

s1s2s3【試合当日の様子】

試合当日の天候は、梅雨の合間のさわやかな晴れとなりました。その為、朝はサイトからスタート。

あらかじめ目を付けておいた、ポイントを確認します。するとやはりベイトが多く居る場所やストラクチャー周辺には、大型のバスが悠々とクルーズしています。

距離を取りライトリグで慎重にアプローチしますが、全くのガン無視!大会が近くなりプレッシャーも高まった様で、バイトさせる事が出来ません・・・・

しばらくは、シャローで天才バス達と勝負するも、おしいとこまで行きますが、キャッチには至らず時間だけが経過します。

すると当日は、梅雨の貴重な晴れ間&週末と言うこともあり、多くのプレジャーボートが往来し、その引き波でショアラインには濁りが入り、サイトが厳しい状況になってしまいました。

ここでプラで感触の良かったブリッツMAX-DRのパターンに切り替える事にしました。ポイントはプラで良かったママの森周辺で、岬状に張り出したポイント周辺には当日も多くのベイトが固まっています。

プラと同じように、4m~6mのベイトの濃い場所をブリッツMAX-DRで早めのリトリーブスピードでアプローチします。数投後、ロッドに違和感・・・・念の為合わせを入れ寄せますが、あまり重量感は無いものの確実に魚です。

慎重にやり取りし、キャッチした魚は800g程ですが、ナイスキーパーです。その後もキャストを続け追加を狙うもバイトは無く、プラとは状況が違う様子で反応が得られません。

その為ポイント移動し、次のポイントでもベイトの群れがある場所をブリッツMAX-DRで再びチェックします。ですがここでもバイトを得ることができず、ここで最近お助けルアーになっているHPシャッドテール2.5in(ブラックブルーフレーク)1/16ダウンショットを投入。すると直ぐにバイトがあり、400g程の放流バスをキャッチする事が出来ました。

ですが、この後が続かないのが今の山中湖・・・・結局2本のままのウエインとなりました。

結果は、1190gで5位でした。優勝は1600g台、もう1本あれば優勝にも手が届くところ・・・厳しいですね。

また、1190gで5位と言うローウエイト戦にも驚きですが・・・・当日のウエインは42名が参加し、ウエインが8名とそのウエイン率にも驚きの結果でした。

今回はタフなレイクコンディションに加え、週末のハイランドレイクと言うこともあり、プレッシャーも高く非常に厳しいコンディションの様でした。

そんな中でも、ブリッツMAX-DRの活躍で貴重なバスをキャッチする事が出来ました。いつもハイプレッシャーとなるトーナメントでもバスをキャッチさせてくれる頼れるクランクです。

これからは更に出番が多くなる時期ですので今後もお世話になる事だと思います。

また次回も頑張ります。

s4

関連商品