川村光大郎 | レポート&プロフィール
PROFILE
川村光大郎
関東
(各フィールド)
何にも縛られることなく純粋にバスフィッシングを楽しむ行動派アングラー。持ち前の探究心と向上心であらゆるルアーを使いこなし、フィールドで培った鋭い感性を武器に様々なフィールドに挑み続けている。初代陸王、オカッパリオールスター優勝2回、10年WBSスーパー3DAYS優勝。雑誌、DVD「陸魂」「ホリデイアングル」、携帯サイト「ルアマガモバイル」など幅広いメディアで活躍中。
今年の寒さは尋常じゃない!?
マイナス3度~5度も当たり前な感じで、ガイドどころか川も凍りつく始末。水温も3度台に突入で、完全無欠の厳寒期です。
完全無欠の厳寒期
1月中旬の日曜日、久し振りに霞水系にボートを浮かべました。
この時期ばかりはさすがにボーズ覚悟の釣行となりますが・・・。
結果からいうと、な、な、なんとですよ!2人で11本も釣れちゃいました!
最大魚はパートナー草深さんがキャッチしたブリブリの48.5cmを頭に、40クラスのグッドサイズも数本交じる、まさにシャッド炸裂の1日でした。
朝は氷をオールでバリバリと割りながら出船。
魚探の水温は3.8度を表示していました。
「今日は釣れても釣れなくてもシャッドで勝負」と決めていたので、タックルは至ってシンプル。
メインロッドはスピニングで、スティーズ"サージェント"。
これは"ローモデュラス"というダイワ独自の低弾性カーボンが素材のスピニングロッドなのですが、僕が最初から開発に携わらせてもらったロッドです。
(写真1:朝の水温はご覧のとおり。午後になっても4.3度までしか上がりませんでした。)
(写真2:こちらも同じく朝の様子。岸際のワーム打ちはそもそも無理な感じです。)
(写真3:シャッドタックル。スティーズサージェントにラインはナイロン(センサーエディションⅡ)の6lbです。)
シャッドの釣りで、掛かったと思ったら一瞬でバレてしまったり、掛かっても突っ込みで身切れしてしまうのがとにかくイヤで、とにかくノリが良くて、突っ込みに対してもゴムのように追従して、薄皮一枚のフッキングでもランディングできるロッドが欲しかったのです。
ちょっと話が逸れましたが、ベイトタックルのスティーズ"ブリッツ"も用意して、こちらは冬もイケると踏んでいたタイニーブリッツMR用です。
あとは一応、ベイトフィネス&カバー打ちタックルも積むだけ積んで・・・。
狙いは冬バスが溜まりそうな、周囲よりも水深のあるストレッチで、特に水深の変り目付近は重点的にトレース。
すると、幸先良く草深さんが40クラスをキャッチしたかと思えば、さらに連発!ものの20~30分くらいで3本キャッチされ、これには僕も膝ガクガク。
平静を保つのがやっとでしたが、しかし、「ポンプリトリーブだよ」とヒントをもらい、ハイカットの引き方をただ巻きからストップ&ゴーに変えると・・・止めたときに本当にバイト!
その先はさらに水深が深くなり、ハイカットでは効率的なボトムノックが出来なくなってのでダンクSPにチェンジ。
引き方は同じくストップ&ゴー。
するとあっという間に3連発!全てのバイトが止めたことがきっかけになっていて、「止めた直後・ポーズ中・引き始め」のいずれかで食ってきました。
その後、ボトムの地形が岬状に張り出して浅くなっているスポットで再びハイカットに戻すと2投連続でバイト!
こんな釣れ方は最盛期でもなかなかないほど釣りがハマっています。
草深さんが釣ったバスのノドの奥からエビのヒゲが覗いていることもあって、タイニーブリッツMRのカラーを試しにCWワザアリに変えるとそれにもヒット!
他の色でも釣れているので、それが効いたのかどうかは不明ですが、イケイケであることはたしか。
しかし午後になるとバイトは遠のき、ボトムでダンクFをスローに浮かせ釣り(操作はストップ&ゴーで同じ)で一本追加したのみ。
これがなかなかのグッドサイズで、食い渋ったバスを移動距離を抑えた誘いで何とか食わせたという印象です。
その後は夕方になっても音沙汰はなく、日没直前・・・「キター!」草深さんがヒット!
しかもロッドの曲がりが尋常でない!「ガボボッ!」と水面を割ったバスは、体が重くてジャンプできないといった感じで、冒頭のブリブリビッグバスでした。
今回のこの炸裂は、まさにシャッドが最大限ハマった時の威力で、とてもじゃないけど、冬にワームで出せる釣果ではないです。
しかし、今回の釣行で明らかな差となったのは、『水深に合った潜行深度のシャッドを使う』ことで、同じボトムノックで誘うにしても、水深が浅めのところでダンクを使って、強くボトムを叩いてしまってもバスは反応してくれないし、逆にハイカットでは効率的にボトムを叩けない深目のところでは、ダンクでないとバイトを得られない。
具体的に目安としたのは、魚探読みでボートポジションで水深1.8mよりも浅いところでは、ハイカットが活躍。
逆に1.8m以深では、ダンクでしかバイトを得ることができませんでした。
もちろん、もっと季節的に余裕のある状況であれば、ボトムをちょっと強く叩こうと、逆にボトムから離れていようと釣れてしまうのでしょうが、水温3.8度~4.4度のバスの活性では、本当にバイトの有無を左右する、最も重要なファクターに思えました。
特に、岸際から水深のあるストレッチでは、アシ際に落として、ワンストローク直後のポーズで食ってくるバスもいたのですが、このようなキワでのバイトを稼げることも短い助走距離でギュッと潜ってくれるダンクならでは。
ちなみに僕は8本掛けて、バラしたのは1本のみ。
冬のシャッドの釣りで、このランディング率が驚異的だと思いますが、サージェントを使うようになってからはバラしは本当に劇的といえるレベルで減りました。
今回バレた唯一の魚も、エラブタ側面の硬いところにリアフック1本が外掛かりしていた状態でボート際まで来て、さすがに直後の突っ込みでブリッと外れてしまいましたが、逆にいうと、この状態でも手前まで寄せてくれるほど、クッション性が高いんです。
この特性は、例え同じウルトラライト表記のロッドであっても、ライトリグを扱うような"感度"や"芯"を残したロッドでは出せないもので、ラインを通した状態でロッドを曲げても、手にロッドのテンションを感じない、"フヌケロッド"であることが条件。
この点に関してはグラスロッドがその最たるものですが、繊細なシャッドの釣りにグラスはやっぱりダルすぎる。
シャッドはトゥイッチのような操作も入りますしね。
結論は低弾性カーボン。フヌケであっても、必要な感度と操作性、そしてキャスタビリティを兼ね揃えたシャッドスペシャルロッドです。
ちなみに、ドラグをズルズルに緩くして、ノリを良くするという方法もありますが、あれは相当にドラグを緩くしないと、ラインが出るよりも先にロッドのティップの張りのほうが先に出てしまいあまり効果を実感出来なかったことと、物のキワで食わせると、直後に潜られるリスクもあるのであまり好きでないです。(釣り味的にも)
それよりはロッドでしっかりとノセて、合わせの後半でバットが残って"ギュッ"と追い掛けするのがいいと思います。
(写真4:草深さんは朝イチから快調に連発。)
(写真5:サージェント&ハイカットの同タックルにて。)
(写真6:ハイカットで遅らばせながら一匹目。)
(写真7:深いところはダンク!)
(写真8:ダンクでこのサイズが3連発!)
最後にメディア情報となります
前回のレポートでも触れましたが、1月末発売号のバスワールド誌の付録DVDにて、冬の陸っぱりを実釣してます!
本当に難しくなる真冬の陸っぱりで釣るためのコツが凝縮されています。
動画でしか分からない、シャクリの強さやリズム、それによってどうワームが動いているかはもちろん一目瞭然。
また、陸っぱりならではのバスの着き場探しにも注目です。
細かい変化に着目することで、バスの着き場はピンスポットで見えてくるもの!
すなわち、マイクロピッチシェイクのような、ピンでの食わせの誘いが可能になるわけですね!
それと、"時合い"を活かすこと。
それによって、シャッドやタイニークランクをつかった巻きの釣りでの釣果が全然変わってきます。
実際に今回、「時合い」を感じてハードを入れたタイミングでは、高確率でバスが反応してくれています。
舞台は岡山県のメジャーフィールド倉敷川ですが、場所が変われど冬の基本は同じ!
全国各地の陸っぱりフィールドでお役立ていただける内容に仕上がっているかと思います。
また、ルアーマガジン誌では、霞水系の真冬の陸っぱり取材を行ってきました。
こちらは僕自身、これまで多くの冬取材を行ってきた中にあっても、最高レベルにキビしい状況での実釣でした。
数日前までは比較的暖かくて釣れていたのが、一気に冷え込んだタイミングに当たったことでリアクションですらも反応しないほどに活性が下がり、大苦戦しました。
冬の一級スポットのみを周っているにも関わらず、ひたすら反応がないんですから居ても食わないんでしょう。
正真証明、一年で一番釣れない状況での釣り。
しかし、こんな時でも何とかバスを釣る手段はあります!
詳しくは1月末発売号のルアーマガジンをチェックしてくださいませ。
今回はこんなところで。春が待ち遠しいと思っていましたが、冬の釣りももうしばらく楽しみたくなっている今日この頃です。
(写真9:ちょっと浅い張り出しではハイカットがピッタリでした。)
(写真10:タイニーブリッツMRでも一匹。CWワザアリにて。)
(写真11:ダンクF、鮒鱗(フナリン)にグッドサイズ!)
(写真12:シメは草深さんのビッグフィッシュ!)
年末年始の釣行記
明けましておめでとうございます!
今年はさらなるレベルアップを目指し、チャレンジの一年にしていく所存です。
このコーナーも充実の内容でお届けしていきますので、よろしくお願い致します。
それでは早速、今年の一発目、いきます~!!
年末はロックフィッシング、そして元旦はバスフィッシング!
年末年始は非常に充実した日々を過ごすことが出来ました。
年末は何といっても東北仙台「フィッシャーマン泉バイパス店」さんでの金森君とのコラボセミナーが僕的にも目玉でしたね。
しかもフィッシャーマンさんのはからいで、セミナー前日は以前からやってみたかったロックフィッシュ釣り(アイナメやソイなど)の機会をいただきました。
しかし、今回お世話になった船頭内海さん曰く、ちょっと時期が遅いらしく、水温が冷たくなりすぎて、ベストシーズンは終わってしまっているとのこと。(※石巻渡波港 幸丸 内海船長)
しかも、当日は強風で海が荒れていたこともよろしくなく、魚も岩のスキマに入り込んでしまううえに本来のベストエリアに行く事が出来ない。
全員デコる可能性もある状況だと・・・。
それでも実感沸かず、内心「まあなんとか釣れるでしょー!」くらいに思っていたのですが・・・
釣りを開始してしばらくしても、「本当にひたすらバイトがな~い!!」
14時くらいからの出船で、日没間際までの短時間勝負ではありましたが、だ~れも釣れないまま辺りはすっかり夕方の景色になってしまいました。
しかしそこはさすが、地域で1、2の敏腕だという船頭さん。
最後の最後にGood Pointに導いてくれました!
急にバイトが出だし、ついに船頭さん見本とばかりに1匹目水揚げ!
ヒットルアーはドライブクロー3inの1オンス(たぶん)テキサスリグで、曰く、「ドライブクローは誰が使っても釣れる。最近使っている人多いよ。」と嬉しいお言葉をいただきました。
続いて今回の釣行をセッティングしていただいた、フィッシャーマン松井さんもアイナメをキャッチし、その後も連発!
さらに地元、フィッシャーマン石巻店に勤務するブンヤ君も一匹釣ったかと思えば、そこから怒涛の連発モードに突入!
実はこのヒト、容赦なくいつも一番釣るゲスト泣かせだと(笑)あらかじめ聞いてはいたのですが、本当に釣るは釣るは、全くかないませ~ん(泣)
使っているルアーもオモリも全く同じドラクロ3inの1オンステキサスリグなんですけどね・・・。
船の流し方や地形に対するキャスト地点、リグの流し方や操作、フッキングに至るまで、全ての動作において一見違いは無いように見えて、実際にやっていることは全然違うのでしょう。
やり込んでいる人の釣りはスゴ味があります!
で、全く釣れずの最下位争いを繰り広げるのは僕と金森君ですよ・・・。
しかしバイトはある!お互いアワセをくれる度に「ビクッ」としつつ(少なくとも僕は)、乗らない度に胸をなでおろし・・・ていたのですが、先に金森君が掛けおった~!!
「バレろ~!」と心の叫びどころか本当に声に出してアイナメの脱出を願ったのですが、そんな狭い心ではいけませんね。
ついに恐怖の"船中ひとりだけノーフィッシュ"の構図が出来上がってしまいました。
ちなみにヒットルアーはドラクロ3in。(苦笑)
ちなみに僕がそんなハイプレッシャーに犯されている頃、船上はお祭りモードで、ついにアラバマ仕掛けでも釣れてしまう始末。
ちなみにこれは4匹のドラクロではなく、なぜか一匹だけ付けていたドライブスティックに食ってました。
しかし、繰り返し言いますがバイトはあるわけです。
バイトがある度に色々なタイミングを試しながら合わせていたのですが、ついに僕にもフッキングしなんとか初アイナメとのご対面に成功!
これで金森君に追いついた。(つまり自然と勝負です)
次の一匹は勝敗を分ける意味で超貴重。
「暗くなってきたらチャートでしょ!」とカラーチェンジした直後、またも僕にヒット!
ついにリードか?・・・ドンコ。0.5ポイントリード?ってことで。
いよいよ周囲が暗くなりはじめ、船頭さんの「ラスト1投」の声に思いを込めてボトムバンプするも、リグは真下に。
そのまま往生際悪くドラッキングしてもバイトはなく・・・。・・・と、なんと船の反対側で「ガチ~ン」とフッキング!
な、な、なんと、カナモリタカシですよ~!
上がってきたのはベッコウゾイという、ドンコとは比べ物にならない、明らかにカッコイイ魚で、「勝負あり!」
まあ、でも最後に超盛り上がりましたし、最高に楽しめたので良しです。(負け惜しみ全快)
ちなみに今回使ったタックルは事前に教えてもらっていた道具立てで、ひと言で言ったらバスのヘビーカバータックルと一緒。
ロッドはスティーズハリアーですし、(船頭さんもハリアーだったのにはビックリ)ラインはフロロ、モンスターブレイブの16ポンド。
リールは今回ジリオンを使いましたが、巻き上げの早いハイギアなものが圧倒的にいいですね。
で、シンカーは3/4oz.~1oz.ですが、全員タングステンだったのにはちょっと驚きました。
確かにコンパクトな分沈みも早く、ロックへの挟まりも軽減するし感度も良好ですから理に適っていますよね!
それと、ナマリは岩に食い込んで根掛かったら外れにくいともおっしゃっていました。
今回の釣行で十分すぎるほどに面白かったのですが、内海船頭は再三「良い時期に来て欲しい」とのことで、サイズもバイトの多さもこんなものではないそうな。
で、翌日のイベントも店内ギッシリの超盛り上がりで、東北の釣り熱を肌で感じることが出来ました。
金森君と釣りの話しをすると普段からノンストップになってしまうので今回は気をつけていたのですが、やはり時間オーバーで休憩時間を奪ってしまい、ご迷惑をおかけしました。
しかし、懲りずにまた呼んでいただけたら幸いです。
まだまだ話足りないですし、お店も広いので、今度はキャストの実演も交えてやりたいですね。
金森君との勝負なんかも面白そうでしょ?
もちろん、皆さんも一緒に勝負ですよ!
平日にも関わらず、そして年末の忙しい最中来てくださった皆様、本当にありがとうございます!
写真1・・・ロックフィッシュゲームのタックルはほとんどバスのまんま!新しいタックルを揃えなくともトライできるのでお手軽です。
2・・・内海船頭がドラクロでさくっとキャッチ!
3,4・・・ブンヤ君は連発モード、激ウマ!
5・・・金森君もついに掛けて安堵。うらやまし~!!
6・・・海でもアラバマ?釣れちゃいました。
7・・・で僕も待望の一匹をゲット!ドラクログリパン/チャートにて。ブンヤ君は連発中
8・・・で、ドンコ。ひとりでコッソリ撮影・・・
9・・・「ラスト一投」で仕留めたベッコウゾイで勝負あり!!さすが陸王、魅せます!
10・・・フィッシャーマン松井さんが釣ったのはこの日のグッドサイズ!
11・・・石巻の海は美しかったです。また行きたい!
12・・・金森君のトークは非常にタメになるし、面白い!モチ裏話多しです(笑)
13・・・来てくださった皆様、ありがとうございます~!!
『元旦フィッシング』で、年が明けまして、今年も行ってまいりました、元旦フィッシング!
メンバーは毎年恒例のオリキンと、O.S.Pの同僚草深さん。
場所は千葉のリザーバーです。
こちらは結果からいうと、一応、全員初バスを釣ることが出来ました。
僕とオリキンはあやうくデコりかけましたが、日没前にプチラッシュがかかり、結果、草2、川2、折1でした。
釣り的には水深8m~9mのディープな釣りで、草深さんがメタルバイブでグッドサイズを仕留めた以外はダウンショット。
オリキンと僕のヒットルアーはドライブクロー2in。
今回、僕がエレキを踏んでいる間は毎度のごとくのシャローカバー打ちでしたが、ディープをダウンショットで釣るのがバイトは一番多い印象。
今度行くときは、ディープの釣りをみっちりやって、レベルアップに繋げたいと思います。
(写真上:草深さんの元旦フィッシュ!1キロジャスト。メタルバイブにて。)
(写真下:川村元旦フィッシュ。小いけど、嬉しかったですね~。)
それと、最後に・・・1月末売りのバスワールド誌にて、な、な、なんと!
僕の陸っぱりDVDが付録で付いてきます!
フィールドは岡山県のメジャーフィールド倉敷川。ロケは12月の前半に行ってきました。
テーマは『冬の陸っぱり』。
ロケ当日はまだ12月の初旬ということもあって、本当の"極寒"とまではいきませんでしたが、それでも朝の気温は一桁台で、すでに冬の釣りをしなければ釣果を得られない中での実践です。
初場所だったため、実は前入りし、下見を1日半行ったのですが、これが初日から48×2、2日目も45前後がイメージどおりの場所と釣り方で連発してくれ、「本番もまあまあ堅いかな」と思っていたのですが、直前に自分で釣っちゃあいけませんと・・・ちょっとアテが外れた感はありましたが、それでも冬ならではの釣り方でグッドサイズがいい感じで釣れてくれましたよ!
「冬が苦手」という方にこそ、是非見ていただきたい内容ですが、特に注目して欲しいのは、操作方法と、着水からバイトに至るまでの長さ。
「適当に釣っていたら食っていないバスだな」ということが一目瞭然でお分かりいただけると思います。
しかし、決して難しいことをやっている訳ではないので、まんま実践していただければ釣れる確率はグッと上がるかと思います。
それでは今回はこんなところで!
(写真:倉敷川でグッドサイズ!ヒットルアーはシンクロ2.4g&ドラクロ2")
本格的な冬がやって参りました
こんにちは川村です。
12月も中旬にさしかかり、朝の気温も氷点下となるときも・・・。
本格的な冬の始まりです。
晩秋のリザーバーでドライブスティック6"のテキサスリグが炸裂!バスを釣るのも、徐々に難しくはなってきましたが、本当の本当に厳しくなるのは年明けから。
残りわずかですが、大切に釣っていきたいと思う今日この頃です。
さてそんな中、同僚草深さんと晩秋のリザーバーに行ってきました。
当初はブリッツEX-DRとブレードジグでのいい釣りをイメージしていたのですが、シャローからミドルレンジのフラットにはヒョロヒョロと細長いウィードが沢山生えていて、これがもう、うっとおしいのなんのって・・・。
もっとしっかりとしたウィードならいいのですが、とにかくすぐにルアーにまとわりついちゃって横方向には引けたもんじゃありません。
カバーの釣りはこう言っちゃなんですけど、やり続けていれば確実に釣れるので、できれば他の釣りでハメたいと思っていたのですが、ウィードがメンドすぎて釣りにならん!!でギブアップ。
途中、実績のあるブッシュカバーに、これまたリザーバーカバーで実績のあるドライブスティック6インチを入れたらすぐにグッドサイズが釣れたこともあり、「このまま帰るわけにはイカンですね」と、2人でスティック6インチ、7gテキサス乱れ撃ち作戦!!
すると草深さんがすぐにブッシュと岸の間の水深数十センチの超シャローからグッドサイズを引きずり出し、僕にも2連続でバイトがあるもカバーに巻かれてサヨナラ&合わせ切れ・・・。
とにかくウルトラヘビーなカバーに放り込んでいるので、キャッチ率が問題です。
で、その後1匹釣り返したところでこの日は終了・・・なんかもう1日やらないと気がすまない終わり方です。
(写真:ドライブスティック6"のテキサスリグで乱れ撃ち作戦。)
で、その翌ヶ週にも行ってきたのですが、う~ん・・・この日はバイトが単発で2人で5本のみ。
アベレージサイズは相変わらずGoodなんですけどね。
もう1日やらないと、気が済まない終わり方ですよ・・・。
今回分かったことは、だいぶ寒くなったせいか、キワやちょい中に入れる程度の中途半端なカバー撃ちではバイトが全くなく、ブッシュの上から際奥に放り込むようなアプローチをしないとバスに届かない。
しかし、目の前に落としさえすれば、まだ水温的にバスの活性が極端に低いわけではないので、フォールもしくは着底1アクションで喰ってきます。
ワームサイズも6インチが丁度良く、これ以上小さくしたからといってバイトが増える感じでもありません。
むしろボリューミーなほうが、シャローに残ったグッドサイズは喜んで喰ってくる感じですね。
ドライブスティックの6インチはアクションに秘密があり、高比重素材なうえにボディが太めで長いために重い。(約13.5g)
このため、テキサスリグは通常頭を真下に向いてフォールするところが、7gくらいまでのシンカーであればボディの重さとバランスしてフォール姿勢が若干水平姿勢に近づきます。
すると腹面に水圧を受けるため、ボディをクネクネ&テールフリフリさせながらスライドフォールするんです!
この動きは、抵抗を受けやすい太めのラインを合わせることでさらに出やすくなりますよ。(ちなみにこの日は18lb.でした。)
シンカーが重くなるに従ってワームは真下を向きますし、逆に軽すぎてもスパイラル気味のフォールになる傾向です。(これはこれで釣れますが、個人的には泳いでいるようなクネクネスライドフォールが好みです。)
低水温期のボリュームベイトを使ったカバー撃ちはビッグバスへの最短ルートで、かつてから冬の楽しみにしていました。
テキサスリグ以外にも、ゼロワンジグ(ストロング含む)&ビッグトレーラー(ビッグダディポークやドラクロ5in.)も欠かせませんが、この2つがあればビッグバス狙いはOKかなと思います。
今後さらに水温が下がってくると、シャローカバーの釣りはよりいっそうドM方向に進展していきますが、それでもシャローカバーだからこその黒くてカッコイイバスがボロッと釣れてしまうとやめられないんです。
ちなみに川村タックルは、ロッドがテキサスリグにはスティーズハスラー、ゼロワンジグには同ハリアー。
リールはスーパーハイギアのスティーズ100SHL or T3のSHL(ギア比7.1のレフトハンドル)。ラインはモンスターブレイブの16~18lb.です。
テキサスリグのシンカーはスティック6インチには5~7gですが、4.5インチを使うときには3.5~5gがボディ自重に対して良いバランスです。
フックはこの釣りにはFPPストレート(FINA)しか使いませんで、6インチには5/0、4.5インチには3/0です。
(写真上段左:草深さんのファーストフィッシュ。首に巻いているのはこの冬の新作フーデッドネックウォーマーです。)
(写真上段右:スプレイドグラスカラー。一見地味系ですが、水中ではけっこう映える色。リザーバーの水色にもマッチしてました。)
最後にイベント情報を・・・
11/5のキャスティングキッカー日本橋さんのセミナーに来ていただいた方、ありがとうございました!!
今後は12/29にフィッシャーマン泉バイパス店さんでセミナーを行います。
しかもなんと金森君とのコラボ!!金森君とのセミナーは僕自信も楽しすぎて、どんどん話がわき道に逸れていってしまう率が100%・・・。
でも、実践向けトークもパツパツに詰め込んだ、楽しくてタメになるイベントになれば、と気合い十分でおりますので、お近くの方も、ちょっと遠い方も是非!
今回はこんなところで。皆様もよい年末を~。
(写真上:キャスティングキッカー日本橋さんでの集合写真です。)
(写真下:フィッシャーマン泉バイパス店さんで開催予定のイベントの告知ポスターです。)
10月中旬以降は「暖」を意識した場所選び
いよいよ冬の気配を感じさせる涼しさになってまいりました。
これはあくまで僕の感覚ですが、10月の中旬を回ったくらいから「暖」を意識した場所選びをするようになってきます。
場所に応じたベストなルアー選びこれから先は、日に日に冬に向かって水温が下がっていくなかでバスの着き場も刻々と変化し、釣り方もそれに応じて変わっていくことになります。
10月中旬と11月初旬ではガラッと状況が変わってしまうほど目まぐるしい季節の最中で、朝の冷え込みが身震いするほど寒くなったりすると、バスの気配を感じられないほどバイトが遠のく日もあり、どんどんスローに、ルアーも小さくしていくことで、反応してくれるバスもいれば、意外にもスピナーベイトなんかでいい釣りをしている人もいたりなんかして(昨年の陸王決勝なんてまさにそうでした)なかなか難しいところです。
そんな中ここ最近、10月下旬の釣行は、ロッド&リール誌の取材をひとつこなし、その直後に会社の同僚草深さんと茨城某川へ。
両釣行で共通していたのは、カバーがあまり釣れない。
いかにも秋らしいことですが、バスのカバーへの執着心が薄く、泳ぎ回っている感じです。
こうなるとジグやワームではとてもじゃないけど捉えきれず、ハードルアーの釣果が上回るようになり、実際この2回の釣行では明らかにハードルアーが優勢でした。
秋は様々なルアーで釣れてくれますが、逆の言い方をすると、その場その場でベストなルアーを選んでいくことが釣果の差を生み出します。
今時期の釣りで最も気をつけなければならないのが、季節の移り変わりによるバスの着き場の変化で、冷え込みが増してくるにしたがって夏に良かったような場所からはバスがどんどん姿を消していくので、バスに限らす「魚っ気のあるところ」で釣りをすることですね。
しかし、けっこう寒くなってきても、"一発大物は川の上流"なんてこともなくはないので、個人的には上流アタックを試みないと気がすまなかったりするのですが・・・。
ちょうど今が上流にも可能性を残した微妙な時期でもあり、判断が難しいところです。
さて、ルアー的に直近でよく釣っているのはクランクベイトとスピナーベイト。
取材でもそうでしたし、プライベート釣行ではブリッツMAXが活躍してくれました。
メインにクランク&スピナベを使いながら、それらではどうにも攻略できないカバーに対してはドライブクローを入れていく展開です。
ドラクロはワームといっても横方向に泳がせてもパタパタ泳いでバスを誘ってくれるので、落とし込んで誘った後はスイミングさせてからピックアップすると、カバーの周りのバスも拾ってくれます。
写真1:ドラクロ4inテキサスのフォール&スイムもこの時期の定番です。
写真2:草深さんは02ビートで45アップ!ボトムが見えるほどのガマシャローから飛び出してきました。
写真3&4:ブリッツMAXはバスが散るこの時期のマストアイテム。集魚力を感じます。
このドライブクロー、少し前に発売された『ロコ・ザ・シークレット』(内外出版社さん)において、「2011年上半期 リアルヒットルアーランキング」においてソフトベイト編の第3位になりました。
これは人気投票ではなく、ルアマガモバイルに釣果投稿のあった、"実際に釣れたルアー"の統計なので、その名のとおり、実際に釣れたルアーが上位にきているわけです。
1位と2位はストレート系フィネスワームですが、その次にクローワームが"実際の釣果数"のカウントでランクインしていることは開発者として本当に嬉しい!!
しかも、クローそしてホッグ系を含めてもダントツの釣果数でした。
ドライブクローは3インチのリリースから3年以上が経過していますが、一時のブームではなく"今年の釣果"でみても相変わらず釣れ続けています。
月日が経っても釣れ続けて、はじめて「本当に釣れる」という間違いのない評価になると思いますし、それが目指すところでもありますからね。
何気にドライブスティックも5位にランキングされていますが、こちらもスティックベイト系では一番!
次回はドライブクローラーの結果が楽しみなところであります。
同じくハードベイト編では、ハイピッチャーが4位に入っていますがこちらもスピナーベイトではNo.1の釣果数!ハイピッチャーが出たときは「こんなに釣れるスピナーベイトははじめて」と感じましたが、それから約7年が過ぎた今でも釣れ方が全く変わらないし、これからも廃れる感じがしない、本当によく釣れるスピナーベイトです。
さて、次にイベント情報です。
イベント情報11/5(土)にキャスティングキッカー日本橋さんでセミナーやらせていただきます。
秋も、そして冬になってもバスを釣りたいという方は是非!その術を全力で伝えさせていただきます。
そして10月のイベントに来てくださった方々、本当にありがとうございます!
ここ最近のセミナーでけっこう言われることが、自分のDVDや記事を見てバス釣りをはじめた、一度はやめてしまったけど復活した、というお話。こんなに嬉しいことはないですよ!
いつもパワーもらってます。
10/8 地球丸祭り・・・敷地内に管理釣り場があり(季節限定)、多種多様なブースが集まり、美味しい食事もできる。
大人から子供まで楽しめるアウトドアイベントとして素晴らしいイベントでした。
10/10 オプライド・・・毎年楽しみにしている激しく熱いイベントです!
昨年はデコった手賀沼は今年もキビシかった。
タイニーブリッツでフナをゲットし一歩前進?
なかにはハイカットとベントミノーで2匹釣った猛者も!
10/15 フィッシャーマン大宮宮原さん、10/16 フィッシャーマン土浦さん・・・両日とも店内パツパツの大盛況で嬉しい限りです!
秋冬の実践テクを紹介しました。皆さん釣って下さいね~!
それと、ホリデイアングル6おかげさまで好評です!
なかでもサイトフィッシングでスピナーベイトが効くということに衝撃を受けた方、多いみたいです。バスって面白い魚ですよね。
それでは今回はこんなところで。
冬が来る前にしっかり釣るのだ!
(写真上&2段目:オプライドではフナをゲットしましたが・・・・)
(写真3段目:フィッシャーマン大宮宮原店様での集合写真)
(写真4段目:フィッシャーマン土浦店様での集合写真)
コンビニのホットドリンクコーナーも充実してきましたね・・・
さあ皆さん、「釣りの秋」です!
小貝川釣行
減水の小貝川もいいし、霞水系の陸っぱりも釣れるし・・・休日の使い方に困ります。
そんななか、まずは9月の小貝川には2回行ってきましたよ!
休日の小貝は満員御礼!それだけ秋の小貝は注目されているってことです。
休日の人気フィールドで人が多いのは当たり前。
それでもフィールドにポテンシャルさえあれば、やりようは何かしらあるもので、そのポテンシャルにおいて小貝川は申し分なし!
訪れるアングラーのマナーへの意識もおしなべて高く、フィールドを大切にしていることを感じます。
明るくなるやいなや、次々とボートが出て行きますが、僕はその中に紛れて釣りをするのが(ボートに挟まれている状態)ちょっと苦手・・・。
自分のペースでボートを流したい、ワガママな性分なのです。
いつもスロープ付近でウロチョロしつつ、あらかた出きってから時間差で釣り上がるのがお決まりパターンです。
減水の小貝といえばザリガニ祭りが恒例ですが、釣行日は共にその姿はサッパリ見えず・・・タイミングがあるんですね。
しかし、ドラクロの新色を小貝で試すのが楽しみだったので、例年通り使っていきましたが、なかでも今回「良く喰うな」と感じたのは"ゴーストシュリンプ"でした。
このカラーの狙いは、前回のレポートでも触れましたが、プレッシャーがキツイときや水がクリアな場所で"モエビ"よりもさらに透け感のある弱々しいカラーが必要だなと感じてラインナップしたもので、その名のとおり「透明感のあるエビ」のイメージです。
バスのストックの多いブッシュでは入れ食いになったこともあり、何人も流した後のストレッチでもポツポツと釣れ続く。
このカラーはオリキンも絶賛していましたが、僕にとっても今後のメインカラーのひとつになりそうです。
そして、バイトが遠のく時間帯に突入してからも、全く関係なく釣れてくれたのがドライブクローラーのベイトネコ。
実はこの釣りも今回の釣行で試したかったことの筆頭で、ナチュラルバンクが続くカバー豊富な小貝川で「ウィードレスフックセットのベイトネコの威力の程を問うてみたい」という気持ちがありました。
この釣り方に変えるとバイトは急激に増える!
しかし実際に釣れてくるのは小バスも多く、気持ち的にはちょっと微妙な根こそぎ感も・・・。
しかし唐突にでかいサイズも紛れ込んでくるので油断はできないんですけどね。
カバー攻略への手ごたえは、スナッグレス性能、ランディング率ともに、ガードつきマス針の比ではなかったです。
霞水系でも・・・霞水系にも行っていますよ。
小貝川に行った翌日、陸っぱりでの、朝の3時間のみでしたが、2人で38~46cmまでを6本の濃密釣行でした。
もっとも活躍したのはドライブスティック3.5inのバックスライド使いで、タックルも4.5inや6inを扱うときよりもライトにした"ライトフリップセッティング"。
参考までに僕のタックルは、
ロッド:ハリアーFスペック
リール:PX68フィネススプールorアルファスフィネスカスタムK.T.F
ライン:フィネスブレイブ10lb.
この手のタックルはスレたカバーフィッシュ相手には本当に良く効きます。
写真1:ベイトネコで49cm!
写真2:小貝はブレードジグもよく効きますよ!
写真3:霞水系陸っぱりにて、釣友がスティック3.5inノーシンカーで46cm!
写真4:僕もスティック3.5inで40アップ、釣れる!
写真5:こちらクローラーネコでカバー撃ち。
霞ヶ浦ボートフィッシング
次の釣行は、9月19日、3連休最後の日に草深さんとの霞ボートフィッシング。
W.B.S最終戦に向けてのプラクティスに同船してきました。
この日は台風前というタイミングもあり本当に良く釣れ、2人で25本ほどキャッチ。
5本のウエイトは6キロオーバー!5キロは2セットという炸裂デーでした。
ブレードジグ、ブリッツ、ドライブクローテキサス、ドライブスティックキャロ、ドライブクローラーネコリグ&ヘビダンと、幅広いルアーで釣れてくれたのですが、なかでも火を吹いたのがブリッツEX-DR。
草深さんがオープンウォーターに何気なく投げたヘビダンにバスがヒットしたことをヒントに、周囲にEX-DRを投げると次々にロッドが絞り込まれる!
しかもサイズが他の釣りよりもひと回りデカイし、オープンウォーターに出ているバスは元気いっぱいでメチャクチャ引く!
この釣りで面白かったのが、最大4m潜るEX-DRですが岸際に着水させ、常にボトムに当てながら若干速めに引いてくるとガツン!とくる。
ボトムに擦りつけながらのイレギュラーアクションがリアクションバイトを誘っている感じでした。
このときは10m四方くらいの狭いスポットからおそらく10本くらいは引き抜いたと思いますが、小ぶりでナチュラルに泳ぐEX-DRだからこそスレずに釣れ続いたというのはあると思います。
ちなみに同じスポットにキャロでフォローを入れても釣れなかったことも、釣り切ったことを感じた理由です。
この釣り方は陸っぱりでも使えそうで、今後の釣りに活かしたいと思います。
狙いどころはハードボトムですね。
ちなみに写真の真っ赤なEX-DRはプロトをそのまま持ち続けていたもので、ちょっと茶色くササ濁った水に赤系がハマりそうで選んだのですが、サンセットレッドと効果は同じだと思います。
この後アメリカンサンフィッシュでも連発しましたけどね!
そんなこんなで楽しい秋の釣り、皆様もよい釣りが出来ますよう。
写真6・・・霞ヶ浦、ドライブスティックのキャロにてキロアップ!
写真7・・・草深さんはドライブクローラーのベイトネコで連発!
写真8・・・風が吹いたタイミングでブリッツ!いい引きしました。
写真9・・・・・・ブレードジグも引ったくられ・・・
写真10、写真11、写真12・・・EX-DR、釣れ続きます!
イベント情報
次にイベント情報ですが、10/15(土)フィッシャーマン大宮宮原店、翌日10/16(日)フィッシャーマン土浦店、11/5(土)キャスティングキッカー日本橋でセミナー行います!
僕の思う、ベイトフィネスのメリットを最大限に活かし、実際の釣果に結びつけるための方法を詳しく紹介!
まだまだバスは沢山釣れる!プレッシャーに負けない釣りを紹介したいと思います。
もちろん、イベント限定カラーの販売もあります。
ドライブクローの限定カラー、元気が出る??「レッドブルー」です。
そして、ルアマガ別冊『ロコ・ザ・シークレット』。
こちらルアマガモバイルで毎週情報を発信する全国各地、各フィールドのスペシャリストの面々が実践ルアーを厳選し、詳しい使い方を紹介している内容ギッシリの一冊です!
しかも、付録でDVDが付いており、琵琶湖ではサトシンさんが、霞陸っぱりで私川村が実釣しております。
それもルアマガモバイル名物"゛特命釣行"に挑んでいる本気釣りです!
まあ、取材はいつも本気ですが、「3本で4キロ」というハードルの高いお題に向けての釣りなので、ある意味余裕なしの釣ることだけに特化した展開となっております。
ロケ日は最高気温37度と本当に暑い、魚的にも人的にもタフな1日でしたが、それでも釣り方がバスの活性や好みに合っていること、そしてちょっとの工夫で、霞水系はまだまだ良く釣れることがお分かりいただけるかと思います!
そして最後に先月末に発売となった「ホリデイアングル6」のプレゼントを公開します。
今回はホリアン限定カラーのドライブクローラーですよ!
勢いで作ったぶっ飛びカラーですけど、釣れるのかな??(オイオイ・・・)
まあ、2度と作らないことは間違いありませんので、DVDをお買い上げいただいた方はぜひ応募して下さいまし。
それでは今回はこんなところで。残り少ないべストシーズンを楽しみましょう!
写真13:イベント限定カラー「レッドブルー」もグッドサイズ釣れました。
写真14:オマケ。ヤマトJr.でヒラマサです。
写真15:ホリアン6限定カラーです。
ドライブクローに新色が加わりました!
ドライブクローに新色が加わりました!
どれもこれまでのカラーラインナップでは100%カバーできない状況を補うべく追加した実践色です。
これまでのカラーラインナップは濃い目の色がほとんどであったことから透け感のある色がメインで、クリアウォーターやサイトフィッシング、スーパータフな状況で食わせが利くカラーの必要性を感じていたことが発端です。
(写真左上:ライトウォーターメロンレッド・&ペッパー)
(写真右上:X'mas キャンディ)
(写真左下:ゴーストシュリンプ)
(写真右下:インパクトブルー)
まずは・・・『ライトウォーターメロンレッド・&ペッパー』
これはその名のとおり、透けたウォーターメロンベースで、ちょっと色合いを暗く抑えるペッパーに、極小のレッドフレーク(ラメ)がキモ。
元々ウォーターメロンにレッド&ブラックフレークのコンビというのは相性が良く、昔からある定番カラーのひとつなのですが、今回ベースとなるウォーターメロンは、ウィードやボトムによく馴染む透けたナチュラルカラーでありながら、動く度にこの細かいレッドフレークが生々しくアピールします。
既存色のシナモン・ブルーフレーク(本当に良く釣れる大好きカラーです!)なんかもそうなんですが、細かいフレークをある程度高密度に散りばめることで、独特の"ヌラヌラヌラッ~"とした、生命感のある見え方をするんですね!
光を通過する透けたウォーターメロンだからこそ、より活きる素材とフレークの組み合わせです。
使いどころとしては、クリアーウォーターはモチロン、霞水系のような水色でも実績は高く、すでにこのカラーがラインナップされているドライブクローラーでも僕の釣果でベスト3には入っているカラーです。
そして、ウィードレイクでのナチュラルカラーとしても最高ですね!
先日取材で行ってきた旧吉野川でもこの色はDクローラー、ドラクロ共にベストカラーでしたよ!
僕は企画上、一度釣ったルアーは封印だったのですが、後ろで釣りをしていた徳島O.S.Pプロスタッフの浦川さん(イヤになるくらい釣りウマ!)がこの色のDクローラーでちょっと釣りすると瞬殺釣り!
釣れる度に「エサくれるか~」って・・・持っていったクローラー、全部使い切ってました。
次に・・・『X'mas キャンディ』これもこれまでのラインナップにはなかったキラキラ系アピールカラーで、ライムチャートのような飛び抜けたハイアピールタイプではなく、透けたカラーながらキラキラとフラッシングでアピールするタイプです。
コットンキャンディをちょっと茶色っぽくし、エビテイストに仕上げたイメージですね!
これはナチュラルなのか?アピールなのか?どちらともいえない色合いですが、ズバリ、どちらも兼ねるところが狙いです!
ちなみにこの"クリスマスフレーク"ですが、かつて『クリスマスツリー』という、スモークに何色かのラメが散りばめられている色のワームでよく釣れる経験をしており、地味カラーにアピール力をプラスした実践カラーでした。
ハサミがスイングする度にキラキラとフラッシングする様は、スイミングやシャクリでもいい感じですよ。
そしてお次は、淡いツートンカラーの・・・『ゴーストシュリンプ』これまでのドラクロのカラーラインナップで最も欠けていた透けたナチュラルカラー。
ラインナップ中、最も本物のエビっぽい色となります。
こちらもペッパーで少し色を落ち着けつつ、極小のブルーフレークをフワ~ッと散りばめることで微細な光を発し、バスを脅かすことのない繊細アピールです。
ゴーストシュリンプの水中での見え方は、まさにナチュラルの極み!タフなクリアレイク、サイトフィッシングでは一番のメインカラーに成り得ますが、霞水系のような濁った水色でもピンの必殺食わせカラーとして是非使っていただきたいカラーです。
(写真:こちら小貝川のブッシュ撃ちにて、4inのゴーストシュリンプ。)
最後に・・・『インパクトブルー』
これは主にカバーフィッシングで他を圧倒するチカラのあるカラー。
本場アメリカでも特にフリップベイトには高確率でラインナップされるカラーで、日本でもその威力を知る隠れ愛好家は意外にも多く、「ドラクロにブルー系を」の声は"それなりに "ですがちょくちょくいただいておりました。
僕の知り合いにもブルーを偏愛し、そればかりでよく釣る人がいるのですが、「他のカラーよりも明らかに釣れるときがある」とのことで、晴天無風、他のカラーでバイトが遠いときでもブルーには強く反応する状況が多々あるそうです。
エビが抱卵するとその部分が青くなるため、バスは本能的に栄養素豊富なブルーを好むという説や、水中で見ると光の加減によって見え方が変化する(このブルー偏愛者は実際に水中に潜って見たそうです)など、ブルーが釣れる諸説はありますが、"特別な効果のあるカラー"であることは確かなようです。
この色に関しては僕はこれから勉強といったところなのですが、その色合いにはブルーの効果を知る方々の意見を取り入れました。
並木さんが経験上"釣れる "と感じる色合い&濃さと、水中でより色の変化を生む、"光を透過する"こと(腹側のブルーは薄いライトブルーにしました)。
安パイ色では物足りなくなってしまったMAX釣果を狙うアングラーに使っていただきたい1色です。
そしてドラクロ2インチに関しましては、上記の新色からライトウォーターメロン・レッド&ペッパーとゴーストシュリンプに、3インチと4インチで実績十分のグリパン/チャートとグリパンレッド/ナチュラルオレンジが加わりました。
タフコンディションで活きる食わせカラーに、明滅効果抜群のツートンカラー、どちらも超実践カラーです。
今回は新色特集でした。色だけで一回分埋まってしまいましたね・・・(汗)
最後に各イベント情報
10/8(土)ロッド&リールを出版している地球丸さん主催、地球丸祭り2011が東京都としまえんで開催されまして私も参加予定となっており、また10/10(月)OPA!主催のオカッパリ大会、オプライドにゲストで参加させて頂きます。
そして、10/15(土)にフィッシャーマン大宮宮原店で、翌日10/16(日)にフィッシャーマン土浦店にてトークライブ行います!
(映像:地球丸さんより新発売となりましたホリデーアングル6。一部が予告編で公開されました!)
(写真:霞にて、3inのインパクトブルーで背景のバンクカバーを撃ってグッドサイズ!!)
暑い夏も、気がつけばもう9月・・・
こんにちは、川村です。
まずはちょっとご報告です。
前回のこのコーナーで、8月末にリリースと公開したDVD『ホリデイアングル6』。
スタッフ全員そのつもりでいたのですが、あれ??出ていないぞ??・・・で、9月26日となりました。
お問い合わせいただいた方もいたとのことで、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません。
今回は、4日間の釣行日全て別フィールドと見ごたえのある内容になっておりますので、どうか今しばらくお待ちいただければと思います。
毎度お馴染みのホリアン限定プレゼントアイテムは、『ドライブクローラーホリアン限定カラー』ですよ!!
さて、通常のレポートに戻ります。
今年の夏
昨年の酷暑を彷彿とさせる暑い日と、秋を思わせるような涼しい日が入り混じりながら進行していきましたが、全体的には涼しめの日の割合が多いように思いますね。
それとも昨年が暑すぎただけ?あまり暑さに苦しむ日が少なかった印象です。
そうこうしているうちに気がつけば9月に突入で、いよいよもってベストシーズンも後半に差し掛かってきたわけです。
相変わらず釣りには頻繁に行っていて、ここ一ヶ月でみても、広島、霞水系、四国、利根川水系にもちょいと寄り道しつつ、極めつけはゴルフ場の池?といったメニューです。
ゴルフ場の池というのは、千葉県の栄町が主催のバス釣り大会のことで、なんとゴルフ場の池でバスフィッシングという非現実感満点のイベント!!
参加人数は平日にも関わらず300人!
応募はそれ以上あったそうで、それまもうすごい盛り上がりでした。
そんな中、優勝はジュニア部門、シニア部門共にドライブスティックというから驚き!!そして嬉しい!!
コチラの詳細は『今週のグッジョブ』を是非見てくださいまし。
ちなみに僕も大会に参加していたのですが、グッドサイズは全てドライブスティックで手にしました。
ゴルフ場の池だけに、基本的にはカバーのない皿池なのですが、一ヶ所だけヘビーにアシ&ウィードが茂ってるところがあり、チョイ重の8.8gシンカーのテキサスリグでアシ奥へのウエッピングで釣っていきました。
ワームは僕もドライブスティックで4.5インチ。
水面が見えないほど密集したアシの中へと入れていったために、突起物のないためスルリと落ちやすいドライブスティックを選んだわけです。
バスの目の前に落ちさえすればウブなバスだけに一撃で、どれもガップリと深いバイトでした。
(写真左上:栄町バス釣り大会ではドライブスティックが当たりルアーに!しかし2部門Wウイニングルアーとは!)
(写真右上:早川さんはドラクロの新色「インパクトブルー」で。)
(写真左下:早川さん、タイニーブリッツMRでもグッドサイズ!)
日没前だけの利根川釣行で・・イベントが終わってからはそのまま池に残り・・・たかった気もしますが、「また来年もこのバス釣り大会がありますよう・・・」と願いつつ、近くの利根川水系、根木名川へ。
まずはお仕事であるルアーのテストをし、夕方日没前だけ陸っぱり。
1日で一番釣れる時間帯です!短時間勝負ですので近くの水路に狙いを絞り、いれば一撃必中のドライブクローラーのベイトネコを対岸コンクリ護岸のキワにピッチングすると・・・一投目でラインが一気に横走り!サイズ以上に強い引きを演じたのは、体高のある40アップ!
さらに今度はこちら岸のキワにヒョイと投げ、ボトムをシェイクしてくると、今度は押さえ込むような重いバイト!
またも強烈な引き込みは、これまたブリブリの40アップ!利根川水系のバスは霞水系よりもコンディションが良く、とても健康体な感じがします。
そしてすぐにとっぷりと日が暮れ、僕は昼食をとっていなかったのでイベントでいただいたお弁当にありつくことにしましたが、一緒に来ていたO.S.P社員のAPは「悔しいです!」と言い残したまま真っ暗になっても帰ってこず・・・まあ結局ボウズでしたけどね~。
(写真上&下:利根川水系陸っぱりにてドライブクローラー連発!本当によく釣れます。ちなみに色はブラック・レッドフレーク。)
(写真右下:以前紹介した川村式ベイトネコ、こういった掛かり方、多いです。)
それ以外の釣行では、ルアマガモバイルでお馴染みの「あの企画」に再チャレンジ。
しかも今回はスペシャル版!!紙面と映像でお見せしちゃいますよ~!
僕が今の霞水系の陸っぱりで一番釣れると思う、リアルな釣りをお届けします。
このときは気温37度の酷暑でしたが、釣り方さえハマればまだまだカスミは本当に良く釣れる!
そんな映像をお見せできるはずです。
そしてその後はロッド&リール誌の取材で四国へと。
こちらもこれまでにない試みにチャレンジしてきましたよ!
最初は「それ絶対にムリくないですか??」という企画でしたが、やっていくうちに「もしかしたらもしかして達成出来ちゃうかも・・・??」なんて感じになってきて・・・こちらは11月号(9月末売号)を是非!
最後にイベント情報を。
9月24日(土)、キャスティング品川シーサイドプラザにて1日店長&セミナー、そしてキャスティング実演を予定しております。
また、おなじみのイベント限定カラーのブリッツに加え、なんと今回からはイベント限定カラーのドライブクローが初お目見え、イベント限定販売となります。
そして、まだちょっと先なのですが、10/10(月)OPA!主催のオカッパリ大会、オプライドにゲストで参加させて頂きます。
また、10月15日(土)にフィッシャーマン大宮宮原店で、翌日10月16日(日)にフィッシャーマン土浦店にてトークライブ行います!
来ていただいたからにはより釣れるようになって帰ってもらう!
そんなトークライブにしたいと思っております、是非来てくださいね~!!
9月はとってもよく釣れるシーズン。
行きたいところが多すぎて困っちゃいますよ・・・それでは皆さまも良い釣りを~!!
(写真左:草深さんがドライブクローラーのベイトネコで釣ったバスですがこのお腹!36~37cmほどで、そのウエイトは何と1,350g!)
(写真右:地元の釣友は新利根にてブリッツが炸裂したそうですよ~!)
真夏の釣りが一番好き
こんにちは、川村です。
今まさに夏真っ盛りの真夏。
海水浴もプールも避暑地もいいけれど、どれもバスフィッシングの面白さにはかなわないでしょう!(笑)
僕は真夏の釣りが一番大好きなせいで、海水浴には一度も行った事がないんですよ・・・それもどうかと思いますが。
ドライブクローラーが活きるベイトフィネスの釣り
さて、7月から今に至る迄、とにかく様々なフィールドで釣りをしていますが、今、どこに行っても一番釣果をあげているのがドライブクローラーのベイトネコ、いわゆるベイトフィネスでの釣りです。
(写真:ドライブクローラーベイトネコで。こんなグッドサイズが食ってきます。)
この釣りを本格的にやるようになって、大きくメリットに感じていることが3つあります。
1)大概のスポットには入れ込んでいける!
これはフックセットによるところで大きく、カバーの中へのキャストも混ぜ込んでいくとなると、通常使われるガードつきマス針ではハッキリ言って用を足しません!
ガードつきマス針ではモサモサしたブッシュ等の中に落とし込んだ後、ピックアップでの引っ掛かりが避けられず、どうあがいても"テキサスリグと同じ感覚で入れ込んで、抜いていく"とはならないはずです。
このことは、かねてからストレスに感じていて、結論としては、「テキサス同様に針先を完全にワームの中に隠す」でした。
ストレートフックのセッティングのように、針先を完全にワームの中に埋め込んだ状態で使うことで、針先は完全にガードされます。
ピックアップ時の抜けの良さに関しては、ワッキーセッティングである以上、テキサスのようにリグの作りが一直線ではないので「テキサスと同レベル」とまではいかなくても、枝などにスタックしても軽くほぐすだけでポロン、ポロンと抜けてきます。
ラインの太さやリグの重さによる貫通力にもよるので、"全てのカバー"とまではいかないまでも、オープンからブッシュカバーまで、これひとつで非常に幅広いシチュエーションの攻略が可能!
特にタックルの限られる陸っぱりでは重宝しまくりです。
2)バスがいれば高確率で食う!実践ではこれが何より(笑)
食い渋った状態のバスでも、細身のクローラー系ワームならあっさりパクっといってくれることは多いもの。
一撃必中で仕留められる感覚だから次々と新しいスポットに入れ込んでいけ、展開も何気にスピーディですね。
つまり、引っかからないからどこにでも入れられるし、食わせも利く!使い勝手の良さと食わせ力の高次元融合完成形が、"ベイトフィネス"という位置づけです。
3)フッキングが素晴らしく良い!
これは、使用するフックとそのセッティングによってはじめて得られる効果で、そのフックとは、画像のフックに自作でワームズレ防止のストッパーをつけたものです。
このフックとウィードレスセッティングとの相性は抜群で、ストレートワームワッキー掛けの一番の泣き所であった「合わせのスッポ抜け」がほとんどなくなり、しかも「掛かりどころ、刺さり方」が明らかに良く、ワームが深く吸い込まれた時には口の奥にぶ厚く刺さり、唇付近に掛かるときも、硬く貫通しにくい「歯」の部分をかわし、そこからさらに奥の部分にガッツリ掛かってくれます。
ウィードレスセッティングで使用するフックに関しては、通常の刺し方と異なるだけになかなか合うものが無く、エサ釣り用の針からも探したりしましたが、それでも条件全てを満たしたものには巡り会わず・・・で、会社の同僚W.B.S.草深さんからもらったフックにビビッ!!
これを実践で試したところ、「めちゃくちゃ掛かる~!!」
このフックと出会ったことがベイトネコの可能性を一気に広げてくれましたね!
参考までに僕のタックルセッティングは、ロッドがスティーズのウェアウルフ。
一見ネコリグやるにはティップまでの張りが強いように感じるロッドなのですが、実際に使ってみるとウィードレスセッティングでしっかり掛ける釣りにはこれくらいが丁度良い。
6.6フィートの長さに関しても、繊細な操作性を残しつつ(これはコンパイルXならではの軽さと感度が活きています)ライトフリップもこなせるのでこれまた丁度良いです。
リールはアルファスフィネスカスタムのK.T.F.チューンにベタ惚れ!!
これまで完全にスピニングの領域であった、1gシンカーのネコリグでも普通にピッチングできる(もっと軽くても全然いけますが)超スムースな回転ながら、ブレーキとのバランスが素晴らしいのか全然ピーキーでないので、神経質になる必要もなく扱いは極めてイージー!
この快適な使用感はかつてないもので本当に素晴らしいと思います。
ラインはダイワのフィネスブレイブの7lb~10lbを状況に応じて使い分けていますが、このライン、最高品質の素材を採用しとても扱いやすいですし、合わせ切れのリスクが少ない設定がGood!(操作時は伸びを抑えた高感度でありながら、フッキング時適度に伸び、クッション性があるため粘り強い)透明感もよりクリアで、使っていても白くなることなくクリア感が持続。
これまでダイワのラインにラインナップされていなかった3.5lb、4.5lb、7lb、18lb(モンスターブレイブ)とラインナップも細分化されていることも手伝って、今とても気に入って使っているラインです。
で、ワームはドライブクローラー4.5"で決まり!
着底直後の「ポヨン!」でバイト。
ロッド操作でピリピリ、クネクネ、フニャフニャさせてバイト。
スイミングやリフトでブルブル勝手に震えてバイト。手前味噌ですが、本当に良く釣れます。
そう、これひとつでピンスポットでも横方向での泳がせでもかなり食わせが利いてしまうので、ラクでついコレ1本で釣り歩いてしまうのが最近の傾向です・・・。
特にフィールド新規開拓のときなんかは釣れてこそ"確かな情報"となるので、ドライブネコは本当に頼りになるわけです。
イベントのご報告とお礼
7月9日~10日に行いました、イヨケンとのWゲストで臨んだまつき釣具さん&ハヤブサさん主催のイベント&釣り大会に来てくださった方々、本当にありがとうございました!
熱いアングラーばかりでいい刺激になりました。また行きたいですね!
フィールドも会場も素晴らしく羨ましいかぎり!
イヨケンにはまたチャンスがあれば2倍返しで仕返ししたいと思います(笑)
そして8/7には、高知県つりぐの岡林さんでセミナーやらせていただきました。
高知県は8年ほど前に釣りの旅をしていたときに一番気に入った土地で、つりぐの岡林さんはその時に寄らせていただいたことが懐かしい!
まさかセミナーで来ることになるなんて、当時の僕からしたら信じられないことです。
こちらも来てくださった方々、本当にありがとうございます!
今度は釣りも含めてゆっくりお伺いしたいですね。
最後にDVD情報を・・・。
この後は8月末に「ホリデイアングル6」が出ます。
今回舞台となるフィールドはけっこう盛り沢山??大雨ドチャ濁り強行ロケあり(ホリアンは土日限定と日程が決まってますからそうそう日にちをズラせないんです)、開拓系あり、メジャー場でこそ効く意外なサイトの必殺技公開あり、などなど・・・。
今回も七転八倒しながらも、かなり熱い釣りしてきましたよ!
千葉県は関東の楽園か?それは見てのお楽しみです!
そして今は「陸魂2」の収録進行中!先日ロケの半分を終えてきましたが、これが陸っぱり難易度A級の広大すぎるフィールドでの依頼で、受けてしまったものの正直後悔するほどでした。
しかし結果的には素晴らしいロケとなり、自分にとってもこの広大なフィールドを開拓したことは大きな財産となりました。
こちらはまだ別フィールドでのロケが控えており、リリースはまだまだ先の予定。
まずはホリアン6をお楽しみ下さい(笑)
今回はこんなところで。
今年は楽しみにしていたW.B.S のスーパー3デイズの中止が決定し非常に残念。また来年ですね!!
(写真上左:開拓中の一発!ハンツ&ドラクロも何でもこなせる万能選手です。)
(写真上右:こちら53.5cm!!シンクロ&ドラクロ2"で。この釣りも新たなベイトフィネスタックルで一気に快適になりました。)
(写真下段:夏の夕方といったら02ビート!オリキンはJr.パピーで50アップ釣ってましたけどね・・・)
プリスポーンのメスにブレードジグが効果テキメン!
フィールド各地でスポーニングシーズン真っ最中な雰囲気。
元気な子孫を沢山残してもらいたいところですが、そのためにはベッドを守るオスは見逃す余裕がアングラーにも欲しいところ。
先日の釣行でも、シャローには先にオスが上がっていてベッドもチラホラ。
しかしベッドにつくオスは小さく、狙いは一段下ったミドルレンジで(水深3m前後)待機するプリスポーンのメス。
そしてそのプリメスに効果テキメンだったのがブレードジグのスローリトリーブ。
これは"ルドラの帝王"こと、そして僕的には"ブレードジグ大先生"でもある、琵琶湖ガイド森田さん 直伝の釣りで、詳しくは森田さんのレポートを熟読してもらいたいと思いますが、本当によく釣れます。
釣り方は簡単で、投げて巻くだけ。
森田さんレベルのマニアックな世界もありますが、ちょっとしたコツを掴んでしまえば十分良く釣れるはずです。
(写真:ブレードジグは平均3mレンジをゆっくり引きやすい3/8ozを使用。難しいことなく、とにかく釣れる!)
僕の場合はリザーバーにて。岬状に張り出したシャローフラットから続く3m前後のミドルレンジがステージで、さらに水中に倒木なんかが絡んでいれば申し分なし。
岬はシャープな細いものではなく、広いフラットを擁する緩やかなタイプが多くのバスをストックしていました。
魚探でこの辺のレンジかな?という当たりをつけたらブレードジグをフルキャスト!
ある程度沈めたらスピナーベイトのスローロールのように、ブレードの振動を感じながらゆっくりと一定の速度で巻いてきます。
この場合、ゆっくり巻いているので俗に言うチドリアクションではありませんが、一定速度で強すぎない動きこそプリメスに効果的です。
ちょっとコツが必要なのがフッキング。
このコツを掴むまではバラシを連発し、15本掛けてキャッチは10本。
慣れてからはほぼバラシなしでした。
これも森田さんの言われる通りだったのですが、まるで枝を釣ってしまったときのように重くなったり、ブレードの振動に違和感があったりといった感じでバイトの出方が明確でないことが多い。
そこで「?」なんて聞いてみるとバスで、慌てて合わせを入れてもタイミングが悪かったりフッキングパワーが不十分だったりで、ジャンプと同時にルアーがポーンと飛ばされる。
バスがブレードジグをくわえても反転しないで、そのまま一緒に泳いできている感じ。
違和感を感じたら一発でガツン!と合わせを入れることが大切で、しっかり掛けてしまえばむしろバラシは少ないルアーだと思います。
そこで大切になってくるのがタックルセレクト。
巻き物といってもノリ重視のタックルではなく、むしろテキサスリグに使うような掛け感のあるロッドと伸びの少ないラインがこの釣り(スローリトリーブ)では必要になってきます。
伸びの少ないラインはブレードの振動の変化を感じやすいだけでなく、フッキングパワーロスも少ない。
参考までに僕のタックルは、ロッドがブラックレーベルのPF(ピッチンフリッピン)701MFB。
ミディアムパワーのファストテーパーのロッドです。ラインはフロロ(モンスターブレイブ)の12lb.。
琵琶湖のデカバスを相手にする森田さんのタックルは1ランク~2ランクタックルパワーが違いますが、やはりしっかり掛けられるタックルを使っています。
トレーラーは付属のアクショントレーラーとドライブスティック4.5インチの2種類を使い分けています。
アクショントレーラーはより複雑な動きでリアクションバイトを引き出したいときや、スキッピング等ハードなキャストで果敢に攻めたいとき、ボトムを這わせて甲殻類イメージで使いたいときなど。
ドライブスティック4.5インチはよりベイトフィッシュライクに使いたいときや、今回のような使い方のようなスローリトリーブで極めてナチュラルにアクションします。
チドるルアーだとついついチドらせて使いたくなるところですが、実際にはそのときバスがどちらの動きを好むのかが一番大切ということですね!
ブレードジグのアクションは、あまりカクカクしすぎないというか、生き物的な、なまめかしさを持っています。
手元に伝わる振動も明確ながらに軽快で、とても使い心地がイイ!これは開発担当の橋本(洋一)さんに聞いたことなのですが、ブレード両端のエグレがキモとのことで、このエグレがないと、ブレードが水を受けすぎてしまううえに抜けが悪くなり、レスポンスも使用感も落ちるとのことです。
(写真:この独自の形状が最高のアクションと使い心地の良さの原動力なんですね!)
それ以外でプリメスに効果的だったのが、ドライブクロー2インチのダウンショット。
これは場所が絞れているときの必殺食わせリグで、2回、プリメスがうっすらと見えたときにその辺りに投入し、48.5cmと45cmをキャッチとパーフェクト!いると分かればやはりドラ2は強いです!
そして一番のビッグフィッシュはプロトのストレートワーム、ドライブクローラーで仕留めた53.5cm!!
このワームについてはまた後日紹介しますが、これまでのストレートワームとは別次元のアクションを備えています。
いずれアクション動画を公開する予定ですが、この動きを早く見せたいです。
今回はこんなところで!
(写真上:ドライブクロー2"で捉えた、これもまたグッドコンディションのバス。カラーはソルト対応のピンクバックグロウを使用。)
(写真下:ドライブクローラーでビッグバス!ストレートでこの動きは脅威でしょう。期待していて下さい!)
新利根川中流域の釣行
こんにちは、川村です。
先日は震災後始めて、霞水系である新利根川中流域に行ってきました。
午前中のみ、地元の釣友のボートに便乗させてもらっての釣行です。
新利根川中流域での釣行
出船し、魚探のスイッチを入れると水温は16.5度。2週間前の千葉のフィールドでは11度しかなかったのに、ここ最近の暖かな陽気で水温も急上昇していました。
そしてここまで水温が上がると、スポーニングモードに入るバスが出てくる。
これは個人的にはあまり歓迎でない状況で、単純に捕食でのバイトが少なくなるためちょいと釣りにくい。
とりあえず、最初に現れた"いかにも"的な険しいブッシュの奥に、ドライブクロー3インチのグリパンチャートを7gテキサスリグで送り込むとすぐに落ちパクで一匹、小さい!
朝イチ&曇天で暗いので、もっと派手な色で良いかと、カラーをライムチャートに換えるとまたすぐに落ちパク、レギュラーサイズ。
サイズはともかく幸先はイイ!
その後は単調な景色が続き、ほとんどロッドを振らずにひたすら上流へ。(実はこのエリア釣りをするのは初めてでした)
途中見る景色は、地震によって土手が崩れてしまっている箇所も・・・。
しかし、問題なく陸っぱりできる場所も想像以上に多く、そういった所ではアングラーの姿も沢山見られ、ちょっとホッとしましたね。
もし、復旧工事をしていたら作業の邪魔にならないようにだけは注意しなければなりませんが。
さて、釣りのほうですが、その後はストレートワームのプロトでポンポンと2本連続キャッチ。
ベイトネコで釣ったのですが、この頃から風が強くなってきたので、1.8gシンカーを頭に2本ネジ込んでフリップしました。
ロッドはスティーズの新作、ハリアーF(フィネス)スペック。
このロッドを得たことで、これまでキツかったライトリグのフリッピングが快適に行えるので、カバーで食い渋った時には活躍してくれそうです。
さらにブレードジグ3/8oz.(ホットタイガー)+アクショントレーラー(ライムチャート)で3本掛けるもなぜか全バラシ。
一本はアシのポケットに落とし込んで、もう2本は岸から離れた杭の横、中層をゆっくり引いてきたら食ってきたんですけどね・・・ヘタクソ太郎でした。
杭の中層引きで食ってきたバスのうち一匹はけっこう重かったですけどね~(泣)
しかし今回の発見は、ブレードジグは投げて巻いてくるだけでなく、ピンスポットに落とし込んでもかなり使えそうということ。
リフト&フォールでの不規則な動きと、ヘッドとブレードがヒットする際のサウンドは高いリアクション効果がありそうなので、今後ピンスポット攻めでも意識的に入れていきたいと考えています。
その後さらに風の強さが勢いを増し、みるみるうちに濁ってくる!
こうなるとプロテクトされたカバーの奥が良くなってくるので、テキサス1本勝負!
ドラクロテキサスでブッシュに沈み倒木が絡んだスポットから待望のグッドサイズを引き出し、同船者もドライブスティック3.5インチのテキサスリグで、覆いかぶさったブッシュの奥からキャッチ!
風は強くなる一方で、ついにザブザブに白波立ってきたのでシンカーを10gにウエイトアップし、ドラクロも4インチにしてアピール力UP。
12:00の終了間際にもう1本追加し、後ろ髪を引かれながらのストップフィッシングでした。
(写真1段目の左/一匹目、あれ~?小さい!)
(写真1段目の右/背景にあるヘビーなブッシュに頑張って入れると食ってくる!しかし3投に1回くらいしか入らない(笑))
(写真2段目の左/プロトストレートのネコリグで。これまた小さい!)
(写真2段目の右/と思ったらようやくグッドサイズ!!ドラクロ3インチのジュンバグで。)
(写真3段目の左/同船者はドライブスティック3.5インチのテキサスリグでキャッチ!)
(写真3段目の右/ラストはクロー4インチにて。この頃にはエレキ全快でもほとんど進まないほどの強風で、シンカーを10gにウエイトアップ。)
(写真最下段/川沿いの道は崩れてしまっているところも。通行止めになっていなくとも走行は要注意です。)
今回は水辺の状況を観察しながらの釣りでしたが、率直な感想としては陸っぱりが問題なく出来る場所も多く、また想像以上に釣り人も多いということです。(今回釣りをした新利根川中流エリアに関してですが)
しかし、所々陥没していたり、それによって川沿いの道が狭くなっていたり、崩れやすくなっている箇所もあるので絶対に無理は禁物かなと。(ボートからでしたので、道路の状態全ては確認出来ませんでした。)
この辺は各自自己責任のもと、繰り返しになりますが無理はならさず。
さらに周辺住民の方々や、修復工事の方々に間違っても迷惑をかけることのないよう、くれぐれも配慮願います。
そして、近々グッジョブのコーナーで紹介される予定ですが、霞水系では奇跡的、僕も確実な情報として聞いたのは始めてのサイズである58cmがキャッチされました!!
このバスを仕留めたのは地元の釣友で、メールの一報の中に記されていた『釣りしててえがった~』に素直な感想が出ていました。
彼は僕も舌を巻く釣りウマなのですが、そんな彼でも手の震えが止まらなかったそうです。
やっぱり釣りって最高!!おめだとうサトちゃん!あんたはスゴイよ!!
イベント報告ですが、去る4/17(日)キャスティング東千葉プラザでのトークライブに来ていただいた方々、本当にありがとうございました!
そして、その場で設けさせていただいたチャリティーオークションでは118,407円もの義援金が集まりました。
こちらは日本釣振興会から日本赤十字社を通じ、地震の被害に見舞われた方々の救援、復興支援活動等の資金として全額寄付させていただきます。
オークション品を快く提供していただいたプロアングラーの方々、本当にありがとうございました。
最後になりますが、先日、釣りビジョンの「ギアコレクション」 にてO.S.Pの新作を紹介してきましたので、こちらも見てやってくださいまし。
ちなみに
・ブレードジグ&アクショントレーラー(アクション映像&並木さん実釣映像)
・ベントミノー76(ベントのアクション映像&オリキン実釣映像)
・ドライブクローソルトカラー(アクション映像)
・ドライブスティック3.5インチ(アクション映像、お馴染みのリグに加え、オリキンセッティングのジグヘッドワッキーも見ものです)
と映像もテンコ盛りです。
ちなみにドラクロソルトカラーは色だけでなく、素材もソルト仕様に変更しており、若干ハードになって針持ちが良くなっています。(そのぶん、5gまでの軽いシンカーではあの全身駆動アクションは出ませんが)
ヘビーカバー撃ちや重めのシンカーを使うときなど、針持ちを優先したいときにはバスで使うのもいいですね。
バスも問題なく釣れるカラーもありますので。
今回はこんなところでございます。
(写真上段:キャスティング東千葉プラザでのトークライブでの集合写真。来ていただいた皆様本当にありがとうございました!)
(写真下段:チャリティーオークションには金森君使用タックルボックス、イヨケン使用ルアー、並木さん使用バック&ベントミノー初期プロト、オリキンから今回限定シェイプのオリカネ虫、草深さん手塗り(ワカサギカラー通称"ブカサギ")の阿修羅&ルドラ、茂手木さんのアメリカ土産などなど。メーカさんからもティムコ様からサイトマスター、ネックウォーマー、ダイワ様からアウトブレイズその他モロモロ、ハヤブサさんからフィナフック、ステッカーなどなど盛り沢山でした!!ご協力いただいたプロアングラーの皆様、メーカー様、本当にありがとうございました!!)
今思うこと&各フィールドからの釣れている情報
こんにちは、川村です。
あの地震が起きてからはじめての更新となります。
今、自分に出来ること
地震から約一ヶ月が過ぎましたが、被災地の状況を知る人からの話では、それはテレビの映像から伝わる以上に酷いらしく、被災地の方々は想像を絶する心境の中で生活をされているのだと思います。
また、原発の被害も一向に治まってくれず不安を感じてしまいますが、それも周辺地域に住まれる方々の心境を思えば、大したことではないんですよね。
こんな中、自ら現地に赴き、復興作業に尽力されている方々には本当に頭が下ります。
どうか一日も早く、平穏な日常が戻りますよう。
そしてそのために、それぞれが出来ることがあるようでしたら積極的に実行していきましょう。
僕は釣りに行きますし、取材もイベントも依頼があればこれまでどおり受けていきますが、その中で、今の自分に出来る範囲内で復興への協力をさせていただきたいと思います。
さて、ここからは釣りの話をさせていただきます。
ここにきて一気に暖かくなり、各地で景気の良い釣果情報が続々と
今年は冬が寒すぎて、過去に経験したことがないくらい釣れない冬だったのですが2月、3月と季節が進んでも、なかなか状況が上向いてこない印象でした。
しかしここにきて一気に暖かくなったことで、各フィールドから景気の良い釣果情報が舞い込んでくるようになりました。
僕も3月の釣行はルアマガ陸王とイヨケンとのコラボ取材があったのですが、どちらも真冬と変わらぬ厳しさで1日1バイトの世界でした。
しかし、3月最後の週末と4月の始めでの釣行では、ようやく春らしい釣りを展開することが出来ました。
そこで新たな発見がありましたのでご報告します。
釣行は2回とも会社(O.S.P)の先輩、W.B.S草深さんと行ってきたのですが、最初の釣行時、予想ではそれなりに数も釣れて、デカイのも混じると楽観していたのですが、浅はかな期待と反してノーバイトタイムが延々・・・。
夕方を前に釣果はジグとネコリグで2人でどうにか搾り出した3本のみ。
けっこう打たれて、もはやデカバスなんで贅沢を言える状態ではありませんでした。
しかし、ひょんなことから換えた(ヤケクソ??)ルアーが当たって一気に連発モードへ!
夕方の短時間で2人でバババッと8本掛けて6キャッチ。
それもほとんど40以上のグッドサイズ!この釣りは凄いかも・・・と翌週も来ると、思った以上に苦戦ながら2人で11本キャッチし、やはりツブ揃い。
2回目の釣り方でもヒットルアーは全て同じで、他の釣りでは反応なし。(割いている時間は違いますが)
その釣りは、ドライブスティックのテキサスリグ、それも6インチがイイ!
(写真上:6インチスティック発見のヒントとなった45cm。)
(写真中段上:夕方はライムチャートの時間です。なんとかのひとつ覚えですな。)
(写真中段下:にしても、やっぱり釣るなー草深さん。6インチドライブスティックテキサスが◎。)
(写真下:今回特に反応が良かったリグ、6インチテキサス。)
かなり不恰好なリグですが、「こんなのでカバー撃ちしている人いないでしょ?」くらいのノリがバスにとっても新鮮で効いたようです。
しかし、釣れるにはちゃんと理由があって、ドライブスティックはテキサスリグでも動きがスゴイ!テールを震わせながらスライド気味にフォールし、しかも途中でキュッと方向が切り替わるイレギュラーフォール。
リアクション効果は間違いなくありそうですが、まるでバスに気づいて急に方向転換するベイトフィッシュのようでもあります。
6インチは特に朝、夕の食いが立つ時間帯に関しては圧倒的にバイト数が多く、ボートのバックシートであっても6インチにバイトが集中するほどでした。
唯一、食い渋る日中に関しては4.5インチにすることで搾り出せた感はありますが・・・トータルでは6インチのボリュームメリットが際立ちましたね!
この理由としては、まず単純に6インチのほうがフレキシブルに動く。
フックはフィナの新作、FPPストレートで6インチは5/0、4.5インチには3/0を使いましたが、6インチのほうがフックに固定されない稼動部分が長いので、ちょっと誘ったときなんかにも、「クネクネ、ブルン!」としなやかに動きます。
あとは何よりも、6インチのボリューム感自体に反応しているような感じもしました。
通常カバー撃ちで使うコンパクトなルアーよりも明らかに食いましたからね。
正直、ベロンと長い6インチは、枝ぶりの良いブッシュの奥に入れ込むには、どうにも枝に当たって跳ね返されてしまうことが多くてピッチングが面倒です。
届いてしまえばパーツがないのでヘビーシンカーでなくともツルリと入ってしまうんですけどね。
それでもフルサイズのワームをカバーに入れ込んで、「グッグッ!」と強く押さえ込まれるバイトはヤミつきになりますよ。
ワームのカラーはルアーがハマっていたので正直なんでも食ってきましたが、どうせなら目立つほうがよかったです。
ちょっとエグめのブラック/パープルや、ツートンが水中で映えるソフトシェルスモーク、夕方はお馴染みのライムチャートなど。
シンカーは今は7gくらいがアクション的に丁度良く感じていて、あまり軽いとスパイラルフォール気味になってちょっと不自然?逆に重いと真下にストン!ですね。(これはこれでありですが)
適度なイレギュラーさをもってフォールしてくれるウエイトがいかにも釣れそうです。
それ以外では、ロッドは昨年の3デイズでバラシゼロのパーフェクトゲームを実現してくれた、ブラックレーベル681MHFB。6.8フィートの長さは足場も高くなく、スペースも狭いジョンボート上でも扱いやすいです。
またこのロッドはフッキングやリフティング時のパワーもかなり強いので、よく掛かるし、カバーから一気にバスを引き剥がしてくれます。
リールは最近導入したスティーズ左巻きでの超ハイギアモデル、スティーズ100SHL。これまでの100HLよりハンドル1回転あたり9cmも多く巻き取れるので、回収が格段に速くなりました。
ラインは14ポンドのモンスターブレイブでラインブレイクは一度も無かったのですが、ヘビーブッシュから回収する際に、ボリューミーなリグは枝を乗り越えた反動でラインが枝に巻きつきやすかったので、今度はより張りの強い16ポンドと20ポンドを試してみようと思います。
(写真上:ちょっとタフってからはブルーギルでも連発しました。)
(写真中:ソルトシェルスモークでは45アップを2発!ベイトフィッシュ系でスティックにハマる色です。)
(写真下左:ブラックパープルは地味派手??力のあるカラーです。)
(写真下右:草深さんもビッグサイズ連発!!)
それと最後にイベント告知を
4/17(日)にキャスティング東千葉プラザで僕とトップ50プロ茂手木さんのトークライブを開催します!
震災により一度は中止になりかけましたが、自粛よりもやれることをやりましょうというお互いの一致により開催となりました。
この場ではチャリティオークションの場も設けさせていただきます。
茂手木さんと僕の持ち物だけでなく、なんと、現時点で、金森君、イヨケン、並木さん、橋本卓哉さん、オリキン、草深さんからも素晴らしいお品を提供していただいています(感謝!)
どれもこないと後悔間違いナシの品物ばかりですよ~!!
こちらの落札額は日本釣振興会より日本赤十字社を通じて全額被災地復興のための寄付金とさせていただきます。
もちろん、実践的セミナーはいつもどおり。こちらも気合い入れていきます!それともうひとつありました。
先日発売されたルアーマガジン誌「陸王」昨年のチャンピオンカーニバル(決勝)のDVDの売り上げ金の一部を被災地復興への寄付金とするそうです。
僕は負けましたが、初日のノーフィッシュから一気に逆転勝利を決めた奥田さんの釣りは圧巻です!(スピニングにスピナベ1/2オンスもある意味圧巻です・・・)
それでは今回はこんなところで失礼します!
(写真上:ベントミノーは陸王の前に一度バクバク!今頃なら確実性が上がっているはず!76サイズも出たしね!)
久し振りのレポートです
みなさんこんにちは!
しかし今年の冬は寒いですね~。
釣りに行くと朝はいつもマイナスイオンならぬマイナスキオンでガイドは凍てつきますが、霞水系の河川も場所によっては凍っているとか。
真冬の釣りの考え方
毎年1月~2月はとにかく釣れないものですが、僕が毎年冬に通う霞水系、高滝湖の陸っぱりは今年、例年以上に厳しいです、間違いなく。
僕が思う、冬に釣れない一番の理由は「いても食わない」から。
バスの着き場は他の季節よりも絞りやすく、また魚影も凝縮しているはずなので、釣れない理由はそこに尽きると。
釣りをしていて察するに、近くにエサ(ルアー)があっても、そこまで向かっていくどころか鼻先に来たってなかなかバイトしない感じですね。
そんな状況だから、ある意味冬は釣れなくて当たり前なんです。
この状況を打破するために生み出したのが、食わせの"マイクロピッチシェイク"と、反射食い狙いの"リアクションテキサス"でした。
この2つはバスに訴える要素は真逆ですが、共通しているのは"横方向には動かさない"こと。
これが冬バスを仕留める最大のコツと言えるでしょう。
微振動で誘そうにせよ、鋭くしゃくるにせよ、大切なのは"一点でやり続けること"にあります。
(写真:実は年明け後も小バスは入れ食いだったりします。半日×2で60匹!!)
そしてこちらも釣果を左右するルアーですが、マイクロピッチシェイクは「04ジグシンクロ」「マイラーミノージグヘッドリグorダウンショット」しか使っていません。
(そう言えば最近の取材はほとんどこの2つのルアーでクリアしていますね!)
シンクロでの最近の個人的なブームはK.O.C.Sやホワイトチャートのような明るめのカラーを使うこと。
これは単純に「派手系は使っている人が少ないから」というのが一番の理由ですが、派手な方が寝ぼけたバスも目を覚ましそうでしょ(笑)
トレーラーはドラクロ2インチかスタッドの4インチを短くカットしたもののみ。
フレキシブルに動き、小さいながらもアピーリーなドラクロと、一点での繊細なアクションに優れたスタッドが現時点ではそれぞれ最強だと思います。
ジグのシンクロも、この釣りの絶対条件である「中層ステイでの水平姿勢」をキープしてくれることと、掛かりがいいからバラシは無いに等しい。(特に中層マイクロピッチ使いでは合わせのタイミングがズレなければ、ほとんど上アゴにガッチリ掛かります。)
そしてマイラーミノーはタフバス好みの繊細な動きもさることながら、何よりのメリットは艶かしいフラッシング。
やる気のないバスをその気にさせるのに、一瞬キラッとフラッシングしてくれることでスイッチが入る。
小魚が「キラッ」とヒラをうつ、"あの瞬間"を表現できることがバスを条件反射的に反応させてくれる!
光り方もマイラーならではの透け感のあるフラッシングはバスを脅かすことがないからスレたバスにも強いですよ。
そしてもう一方のしゃくりですが、カバー撃ちでのテキサスしゃくりは何かと紹介していますので割愛して、オープンエリアであればダウンショットのシャクリも効きますね。
これはドラクロ2インチのショートダウンショット。(シンカーは1.8gから2.7gくらい)コンクリ護岸のような単調な岸沿いにある杭や水門、ちょっとした草の被さりなどに落とし込んでは鋭く跳ねさせると「グググッ」ときます。
特にシェイクにスレた、ハイプレッシャーエリアに強いです。
そして、冬バスを手にするもうひとつの手段が、こちらも定番"シャッドの釣り"。
先日、今年初となる霞水系に行ってきたのですが、同行者がダンクでグッドサイズを2本仕留めました。
しかしこれでも彼はしきりに「今日は釣れない」と言っていて、年を明けてからも平均5本前後、良い日には8本釣ったというのだから驚きを通り越してやりすぎですよね~。
釣り方はシャッドがメインでシャッドが効かない時には、ドラクロテキサスのシャクリだそうな。
シャッドの使い方は霞定番の"ノンストップただ巻き"ではなく、リーリングによるストップ&ゴーで釣っていました。
巻きはじめに食ってくるとのことで、僅かでもリアクション的要素は必要なのかもしれません。
リーリングスピードはゆっくりで、ダンクの得意とするところです。
(写真:地元の友人がダンクやらハイカットでグッドサイズ!さらにOPA!さんのスタッフのオショウさんまで。。羨ましか~!)
釣れないと言われる真冬の釣りですが、全く釣れないわけでは決してなく、やりようはあるものです。
しかし、問題はどういったところでどれだけ粘れば良いのか?こればっかりは経験によるところが大きく、粘り過ぎは時間の無駄になってしまいますし、そうしても時間を要してしまうので"粘り所"も肝心です。
これを知るには・・・宣伝になってしまうけど、先月リリースされた「マジックトレース2」を見るのが一番手っ取り早い。
これは昨年の冬にロケをしたものなのですが、見ていただければバイトに至るまでいかに時間がかかるか、一目瞭然で理解できます。
入れてすぐに食うようなバスは本当にいなくて、1スポットに対して何回も入れなおしたり、執拗に誘ってようやくバイトするといった感じです。
マイクロピッチシェイクはどこまで執拗にやる必要があるのか?テキサスリグのしゃくりにしても、実際にどれくらいの強さ、振り幅で、何回くらいしゃくったら食ってくるのか、動画なので一発で丸分かりです。
これを見れば冬でも爆釣!とは言いませんが、冬が釣れない時期ではなくなるはず!
それと最後に、ホリデイアングル5のプレゼント品が上がってまいりましたのでご報告です!
応募ハガキを送った方、当たるといいですね!
ちなみにマジックトレース2でも限定カラーのドライブクローとなっています。
これも限定ならではのなかなかクレイジーな色をオーダーしていますのでお楽しみに!
(写真上:Basser誌に掲載されていますが、元旦にキャッチした2011年初バス。ゼロワンジグ&ドラクロ4インチで。)
(写真中:真冬のオカッパリという条件でロケを行った「マジックトレース2」)
(写真下:ホリデイアングル5のスペシャルカラー。どこから見ても"スイカ"でしょ!!)
今年も残すところあと2ヶ月
ついこの前今年が始まったばかりのような気がするのですが、まさに光陰矢の如し。
特に今年はそれを強く感じています。
ここ最近の1ヶ月
さて、この1カ月は『釣り=雑誌取材や映像ロケ』で常に本番フィッシングなのですが、ここのところは巻き物が好調で最も釣果を上げています。
(写真:こちらは霞水系で行ったロケでの1本。水面直下でトゥイッチすると下から出てきてバックリ!霞水系ではHPFスペック2がいい感じです。)
バスワールド誌の取材では小貝川にて久し振りにボートから、ワイヤーベイト縛りで釣りを行ったのですが、2日間の実釣のうち初日こそ直前まで降っていた雨の影響で増水と強い流れで多くのバスがカバーの奥に引っ込んでしまう『ジグ、テキサス日和』だったため巻き物は苦戦しましたが、流れが落ち着いた2日目にはバスがカバーの中から出てこれるようになったことでワイヤーベイトが炸裂!
タイフーンで50アップ、ハイピッチャーで48cm、43×2、ゼロツービートで46cm、余裕が出来たことでチョイと投げたプロトのブレードジグでも40アップ!!数も二桁以上とおそらく小貝川のMAX釣果に相当する釣果だったと思います。
上手くいったにしても、この結果はある程度狙ってのもの。
前回のレポートでも触れましたが、この時期のワイヤーベイト、特にスピナーベイトの威力は毎年恒例の強さで、他の釣りではなかなか反応させられないビッグバスを狙える武器となります。
今の時期は冬に近づくにつれてだんだん釣るのが難しくなっていくもの。
それは水温の低下はもちろん、それにともなって水の透明度も上がっていくことでバスの警戒心が強くなることや、小貝川のような人気フィールドではシーズンを通してのフィッシングプレッシャーが蓄積していることも無視できない要因だと感じています。
しかし普通に釣っては釣果が下降線に向かうなかで、逆に威力が際立ち釣果が上向くのがスピナーベイトなのです。
しかし、その『本当の威力』という意味では、ただ単にスピナーベイトを使いさえすれば釣れるという訳ではないのが難しいところでもあり面白いところ。
マトを得た使い方をしている人とそうでない人とでは仮に同じルアー、タックルを使って同じストレッチを流していたとしても10対0の釣果の差は十分にあり得るのがこの釣りです。
まず一番のキモは、『スピナーベイト=サーチベイト』という考えを完全に捨てた使い方にあります。
むしろジグやテキサスのように、バスの目の前にダイレクトに撃ち込み、着水直後の一瞬のフラッシングで反応させるつもりで狙っていくことが最も大切。
ちなみにこの取材中に釣ったバスは、全て着水後ハンドル3回転以内にバイトさせたもの。
その釣れ方は、2日目早々に取材が成立したことで途中から釣りに参加し、(僕と編集者さんとカメラマンさんでビッグフィッシュ勝負に突入しました)6本のバスをキャッチしたバスワールド誌の編集者さんも同様でした。(つまりキャストが上手い!)
トリプルフックの付いたプラグよりは引っかかりにくいとは言っても、カバージグやテキサスとは違ってフックムキ出しのルアーをカバーのキワのみならずルアーが入るスペースさえあればその奥に撃ち込んでいくとなるとそれなりのキャスト技術が求められますが、一番はバックラッシュや引っ掛かりを恐れず、ネジ込んででも入れ込んでいくという”気合い”ですね。
そして着水音はソフトな金属音を奏でる着水音がベスト!この音は一瞬でバスをその気にさせる力があるので是非こだわりたいところです。
着水直後はロスタイムなしでブレードを回したいので着水と同時にブレードに抵抗をかけますが、この際にいきなりリーリングを開始するというよりは、前後のブレードがパラパラと不規則に回る感じでカーブフォール気味に引き込んでくるのがコツです。
真下にフリーで落とし込んでしまうと食ってこないので、あくまでブレードが回転するギリギリのスピードで手前に引き込む。
この間は一瞬のことなのですが、この着水直後の演出がバスにとって魅力的か否かで勝負はあらかた決すると言っても過言ではありません。
その後はそのままボトム付近を這うようにスローに巻いてきますが、そこでも岸際から離れ、ちょっと深いレンジに落ちたバスを拾っていけます。
この使い方でスピナーベイトに求められるのがブレード性能。
着水直後から一瞬で水を掴んでくれタイムロスが無いレスポンスの良さと、相当なスロー引きでも回転を失わないことが必須条件です。
かといって経験上、軽く回れば良いという感じでもなく、ある程度トルクフルというか、ブンブン回ってパワーのあるブレードのほうがこの使い方をしたときによりイレギュラーさを伴った強いフラッシングが出てリアクション効果があるように感じます。
この点においてハイピッチャーのブレードは言うことナシで、個人的にはこれこそハイピが良く釣れる理由の大きな部分を占めていると感じています。
この使い方は数年前から特別な効果がある釣り方として認識していますが、さらに昨年くらいからサイトフィッシングでもハイピッチャーを多用したりと、スピナーベイトの潜在能力って本当に不思議です。
それをどこまで引き出せるかは使い手によるところですが、ブレードの効果って本当にすごいと最近になってあらためて思っています。
まだまだ何か使い道がありそうです。
(写真:こちらは旧吉ロケの到着日、下見がてらの釣りでストロング&ドラクロ5インチでグッドサイズ。)
そして最後にイベント情報10/3フィッシャーマン八王子寺田店セミナー、10/11OPA!オプライド、10/17ブンブン柏店セミナーに来て下さった皆様、ありがとうございました!
沢山の人に来ていただいて本当に嬉しいかぎりです!
今後の予定ですが、11/20(土)キャスティング岩槻プラザで、なんと並木さんとコラボ!取材やロケでところ構わずいつも釣りまくる並木さんの話は実践で役立つこと間違いなし!
そして、11/21(日)キャスティングキッカー日本橋プラザではオリキン来ます!
オリキンのサイトテクは僕も舌を巻くところですが、その辺の詳しい話が聞けるはず。
今回はこんなところで。
今週は、いよいよルアマガ陸王の決勝、頑張ってきます!
(写真左上:フィッシャーマン八王子寺田店、金森君のトークは僕も楽しかった!脱線しまくりでしたが(笑))
(写真右上:OPA!オプライド、今回は霞ではなく、初の試みで手賀沼水系。「バスいるの??」なんて言われるなかでも100人超えですからこのイベントは本当に熱い!)
(写真左下:オプライドではオリキンが独自のスピンフリップキャスト??を実演。太いラインで軽いジグを鋭く正確に入れる。かなり上手いです。)
(写真右下:ブンブン柏店ではこれから冬にかけて絶対に釣るためのコツと、ピッチングを実演レクチャーしました、皆さん釣って下さいね~!)
急激に肌寒くなりました
みなさんこんにちは!
ついこの前まで連日35度の日々だったのに、急に肌寒くなってきましたね。
猛暑から一転、急激に気候が変わりつつあるそんな最中の小貝川釣行
フィールドの水温も30度を超えていたのが、一気に20度前後まで落ちてきました。
ちょっと落差がありすぎて魚達もタイヘンです。
霞、利根川水系でも場所によっては魚の大量死がニュースとなり、その原因は大雨で農薬が流れ込んだ、ワラシブ(草のシブ?)などと言われていますが、この夏釣りをしていて、雨の少なさによる減水と酷暑でかなり魚が弱っている印象を受けていたので、そこにきての環境の急激な変化に耐え切れなかったところもあるのかもしれません。
また、これも推測ですが、今年は梅雨が明けてから一ヶ月半ほどはまともな雨がなかったように思いますが、通常であれば時折雨が降ることで様々な悪い物質がその都度流れていくのが、今年は長いこと雨がなかったところに一気に大量の雨が降ったことで、溜まっていた悪いものが一気に流れ込んだのかと。
これはO.S.Pの社員が言っていたのですが、久し振りの雨が降った日には道路が洗剤のように白く泡だっていたそうで、色々な粉塵が相当溜まっていたんだよ、という話を聞いてなるほどと思いました。
またここのところも連日雨が降っているのですが、今度の雨はこの悪くなった水を洗い流してくれる雨であることを祈るばかりです。
さて、そんなここ最近ですが、釣りのほうは小貝川に2週連続で行ってきました。
小貝川で釣りをするのは約1年ぶりで、毎年この時期のお楽しみ。
昨年はザリガニ祭りの最中ドライブクローが炸裂し、数は船中50本以上、40cm~47cmまでのグッドサイズもガンガン食ってくるメチャクチャ楽しい釣りでした。
しかしここまでいい釣りとなるとタイミング次第なところもあって、このザリガニ祭りが落ち着き、バスも一通り釣られると、バスの反応は急激にトーンダウンします。
今年の釣行はどうだったかというと、まず一回目の時はザリガニ祭りはすでに沈静化しつつあり、水辺にもその姿はほとんど見られず・・・。
ただその余韻はまだ残っていて攻め方次第でまだまだ釣れる。
都合で半日の釣行ながら2人で約25本でした。
釣り方的には数はハイピッチャーが好調で、サイズはアベレージの25cm~35cmくらいが占めるものの、同船者はほとんどのバス(2桁くらい)をこれで釣っていました。
僕も勉強になったのは、その日は眩しいほどの晴天で、僕であれば少しトーンを抑えたカラーを選択する状況だったのですが、パートナーがポンポン釣っていたのは全てカラーブレードの『C.B.ブルーバックチャート』ラインナップのなかでも最も派手なカラーでした。
それが単にバスにとってあまり見慣れていないインパクトであったからなのか、それともそのカラーこそが最も状況に合ったカラーだったのか未だに分かりませんが、明らかに僕が使うハイピッチャーよりも反応が良かったですね。
そしてサイズ狙いではドライブクローテキサスリグやゼロワンジグでのカバー撃ちがやはり強く、3インチ(グリパンレッドフレーク/ナチュラルオレンジ)と4インチ(ブラック・ブルーフレーク)で46cmと47cmをキャッチ。
さらにゼロワンジグ7g(ブラックブラウン)&ドライブクロー3"(グリパン・ブルーフレーク)で51.5cm!!
この50アップは単調なストレッチにポツンとあるブッシュについていたのですが、隙間がないほどヘビーなブッシュの奥に上から落とし込むとフォールで引ったくりバイト!
ブッシュの中で「バチャバチャ」でなくて、「ゴボッ!ガバッ!」と重そうな音を立てていたのですがバスの姿が見えず、ボートを寄せても手が届かないので、真上からヨイショと抜き挙げると想像以上にデカいバスが出てきました。
フッキングは写真を見ての通り、上アゴど真ん中の硬いところを見事に打ち抜いていて、外そうにも外れないほど。
こんな時は力ずくで外すとイカンので、ペンチでカエシを潰して外しました。
(写真左上:同船者がゼロワンストロングを倒木に打ち込んでキャッチしたグッドサイズ!)
(写真右上:ドラクロ4インチテキサスリグ。数とサイズを両立するならコレですね!)
(写真左下:ドラクロ3インチにも45アップ!タフな時間帯にはサイズを落としてライトテキサスで。)
(写真右下:レギュラーサイズはハイピカラーブレードでポンポン釣れていました。)
そして丁度一週間後の日曜日は地元の仲間内でのミニトーナメント、3本のトータルウエイトで勝負です。
まあ、仲間内の勝負ですからバスはキープせず、測ったらペアと確認して写真を撮ってリリースするというライトなものですが。
今回はスタートしてから1時間ほどノーバイト、この一週間で一気に釣れなくなっていました。
しかし前週のザリガニ祭りの残りカスのような釣れ方から今回タフになっていることはある意味想像どおり。。
中途ハンパな場所は全てスキップし、一級スポットのみに絞り込んでのラン&ガン作戦に切り替え、ルアーもサイズ優先でゼロワンジグ1本勝負。
雨のあとで増水して先週よりも流れが速くなっていたので、ワンランク重くして9g、色は濁りでも映えるオールブラック!
お昼前からはバイトが遠のいたので、ドラクロ3インチのライトテキサスに変えるとポツポツと釣れるも入れ替えには至らず。
しかしビッグワンが効いて勝つことができました。
今回、2週連続で50UPを釣らせてくれたゼロワンジグですが、カバーフィッシングでのサイズ狙いとなるとやはりめっぽう強い!
2日間カバーの奥に果敢に入れていく釣りを続けても2日間でロストはゼロ。
それでいてバスに対しての掛かりの良さは今回も相変わらずの完璧とも言えるパフォーマンスで、全て深く上アゴを捕らえてました!
しかし僕が毎週のように小貝川に通っていた3年以上前は口閉じでしっかり計測しての50UPとなると幻の魚だったのですが、久し振りにちょろっと行って2週連続で釣れてしまうというのは明らかな変化。
以前だったらありえなかったことです。
小貝も以前ほど甘くはなくなりましたが、一筋縄ではいかない部分がありながらもポテンシャルは秘めていると言う点で面白味は増したように思います。
そしてこれからの時期ですが、冷え込むにつれて徐々に良くなってくるのがスピナーベイト。
これももう毎年恒例です。
暑いうちはサイズ狙いとなるとカバー撃ちに軍配があがりましたが、これからはいいサイズを狙って釣るためのルアーに変わります。
ジグやワームにも、プラグ系にも反応が渋いバスを一瞬のフラッシングでリアクションバイトさせていく釣り。
シャローカバーに着くバスを着水後の巻き始めで食わせる、ブレイク下に落ちたバスに対してはその後のスローロールで食わせる、そんな釣りです。
この釣り方ではハイピッチャーが文句ナシに釣れる!これはもう間違いないと断言できます。
ハイピッチャーはコンパクトで狭いスポットにも入れやすいことと、オリジナルブレードが巻き始めやスローリトリーブでも素早く確実に水を掴んでくれ、シビアな使い方にもしっかりと応えてくれます。
皆さん、10月はハイピッチャー強化月間ですよ!(笑)
(写真上:2週連続の50UPもゼロワンジグ。これまた上アゴにガッチリ!)
(写真中:上アゴのど真ん中をズバンと撃ち抜いてました。ジグを外す時はペンチでカエシを潰して外しました。)
(写真下:ゼロワンジグ&ドラクロ3"に50アップ!)
直近のイベント情報
先日9/26、フィッシャーマンつくば店でのセミナーには多くの方に来ていただき誠にありがとうございました!
今後の予定ですが、10/3フィッシャーマン八王子寺田店。
こちらはなんと金森君とコラボ!ぶっちゃけトーク満載の濃ゆい内容になること間違いなし!
そして10/11、体育の日にはOPA!の激アツ巻き物イベント『オプライド』に今年も参戦します。
場所はこれまでの霞水系ではなく、なんと手賀沼!しかも今年はオリキンも殴り込みに来るらしいですよ。
詳しくはOPA!ホームページで。
さらに10/17はブンブン柏店でセミナー行います!
秋から冬にかけての厳しくなるシーズンでも必ず釣るためのコツを伝授します!
寒くなると「トラウトの管釣りに走っちゃう」なんて方も是非!
最後にホリデイアングル5。
おかげさまでメチャクチャ売れているらしいです!
この映像が売れなくなったと言われる時代に本当に嬉しいことです。
買っていただいた皆様本当にありがとうございます!
そして9/30に『陸王2010シーズンバトル』が発売になっています。
賀川を舞台に金森君と繰り広げた本気の戦いが収録されています。
結果的に僕が勝利することはできましたが、金森君の2日目6キロオーバーは驚異的!
同じに日に同じ場所で釣りをしているだけにこの釣りを早く見たかった!
さらに霞水系での赤羽さんと青木君の釣りも早く見たい!(実は先程DVDが届きました)
今回はこんなところで。
10月は陸王の決勝もあるし、もしかしたらとあるトーナメントに参戦するかも。もうテンテコ舞いです(笑)
(写真:フィッシャーマンつくば店に来てくださった皆様、ありがとうございました!)
ドライブスティックノーシンカーが活躍!!
こんにちは川村です。
よく言われることですが今年の夏は本当に暑くて、僕の周りでも熱中症になる人がチラホラ・・・。
猛暑続きで厳しいフィールドコンディションですが・・・
気温30度のなか釣りをするのだって「アッチー!」のに、35度となるとまた別世界。
このプラス5度の影響は人間のみならず魚も例外ではなく、この夏のバスはかなりバテ気味。
おまけに良くないのが雨の少なさ!
梅雨が明けてからまともな雨が降っていないので、各地で減水、そして減水により"夏と言えば"の川に流れがなくなり、水質は悪化して水温も30度オーバー・・・。
そんな訳で本来なら一年で一番得意で大好きなこの時期ですが、今年は明らかにフィールドコンディションが悪い!悪すぎる!
しかしそんな状況でも相変わらず釣れているのがドライブスティックのノーシンカー!
この夏だけでも相当数釣りました。
W.B.S.スーパー3デイズ以降、問い合わせの多かったのがリグり方や使い方です。
今月号(10月号)のBasser誌で詳しく紹介していますので、まだ見ていない方は是非チェックして下さい。
これをやらないのは絶対に損ですよ!
それ以外でここのところ良く釣っているのは
・スケーティングフロッグ
・04JIGシンクロ
・ドライブクロー各サイズ
・ハイピッチャー
他にも釣ってはいますが、この辺のアイテムには特に助けられていますね。
スケーティングフロッグは最近何処に行っても朝イチに投げるルアーになっています。
(写真:朝イチの先発ルアーはスケーティングフロッグで決まり!!掛かりの良さも大きな武器です。)
連日35度が当たり前の日々では、一日のうちで一番バスの反応が良いのが朝イチになっているのが最近の傾向。
夕方もチャンスタイムであることに変わりは無いのですが、いくらなんでも日中が暑すぎて水温は高いままの夕方はバスも元気がないまま・・・。
一晩かけて少しでも水温が下っている朝のほうがバスも活発です。
これは僕の個人的な印象ですが、本当にこの夏は全体的にバスの活性がスローで、朝イチでもボイルを見かける機会が断然少ない。
これは僕がここ最近釣りをした霞水系はもちろん、高滝でも、先日訪れた広島県の芦田川でも同じような傾向があって、とにかくバスに元気がない。
そうなると朝イチのトップといえどもスケーティングフロッグのスナッグレス性能を活かしてカバーをタイトに狙ったスローな展開というのが体力を失ったバスにはマッチしていて、かなりの確率で反応を得られるはずです。
そして04JIGシンクロは今流に言うならベイトフィネス的な釣りで使っています。
ベイトタックルでスモラバを使うという釣りは、個人的には極端に食い渋る冬にカバーのバスに口を使わせるために行ってきた方法ですが、この酷暑下でのバテバテバスにはノーシンカーやらスモラバといったあっさり系がバスもノドを通りやすいようで、バルキーなジグやテキサスにはバイトがないときこそ試していただきたいアイテム。
トレーラーにはドライブクローの2インチがベストマッチで、バスがいそうな物陰や流れ込みなどに丁寧に入れ込んでいってみて下さい。
シンクロにはベイトタックルでも扱える2.4g~3.5gがラインナップされていますが、そうはいっても軽量であることに変わりはないので、ピッチングよりもスムースにルアーを送り出せるフリッピングを活用して繊細なカバー攻略をすることでタフな状況で引き出せるバスの数は増やせるはず。
そしてドライブクロー各サイズ。
これはもはや説明不要かもしれませんが、『夏=カバー(シェード)=テキサスorジグ撃ち』といった永遠不滅の釣りに欠かせないアイテムです。
やはりノーシンカーやスモラバでは進入不可能なカバーは沢山ありますが、そんなところはゼロワンジグやドライブクローのテキサスリグを力強く滑り込ませる、ダイレクトに入れ込む。
これしかありません!
先日放映された釣りビジョン『オスプレイズアイ』でも並木さんが旧吉野川を舞台に3パターンのカバーフィッシングを紹介していましたが、カバージグ、テキサスリグ、バックスライドワームのそれぞれを状況に応じて使い分けることでさらにカバーから引き出せるバスも増えるし、よりデカバスとの遭遇率を高めてくれるはずです。
そして最後にハイピッチャー、これはちょっと意外な使い方で釣っているのですが、なんとサイトフィッシングの裏技として時にスペシャルな効果があって、ワームを見切るような激スレバスに対して、食わせとは真逆のアプローチで反射的に反応させてしまうという強行手段。
バスを見つけたらハイピッチャーを入れ込むという一見マト外れな釣り方ですが、今月号のロッド&リール誌でオリキンと行った高滝取材でも養老川でハイピッチャーで食わせたバスは実は全てサイトでしたし、その後に行った「サイト」がお題の取材でもフィネス系のルアーにスレたバスがハイピッチャーには圧倒的な反応を示しました。
この辺の詳細は今月末売りのロッド&リール誌をお楽しみにしてもらえればと思いますが、まずは見つけたバスがジグやワームをあからさまに嫌う、なんてときにはハイピッチャーを入れてバスの反応を見てみてはいかがでしょう??
ちょっとしたアプローチのキモはありますが、コツを掴めばけっこうカンタンな釣り方ですよ。
ヒントは一瞬の目くらましみたいなものです。
(写真上段:ドライブスティックはこの夏もっともスペシャルな存在。その効果はまさに『落ちパク再び』)
(写真下段左:シンクロ&ドラクロ2インチを流れ込みでスイミングさせると黒い影が奪い去っていきました。)
(写真下段右:O.S.P 社員Aもドライブスティックで釣りまくっているそうで、「ノライヌスティック尻尾フリフリすごい!」と言っとりました。)
お知らせ
今回の釣りネタはこんなところで、最後にお知らせをちょろっと。
まず、すでに発売となっていますが、『ホリデイアングル5』おかげさまで大好評です。
休日のリアルなオカッパリをそのまま見せるというこの企画ですが、『霞水系トップウォーター縛り編』でもホリアン初トライとなる『牛久沼水系編』でもMAX級サイズを仕留めることが出来ました。
僕自身映像のなかでも相当苦しんでいるのですが、厳しい状況でもどこかに突破口があるのがバスフィッシング!
ドライブスティックバックスライドセッティングの水中アクション動画も収録。
反則レベルの生き物っぽさですよ。
フィネスからビッグベイトまで、食わせと威嚇と新規開拓を織り交ぜて休日のオカッパリを攻略しています。
毎度お馴染みのホリアンオリジナルカラーのルアーは今回ドライブスティックの限定カラーを予定しています。
どんなカラーかは完成したらまたこのコーナーでお披露目したいと思います。
うまくいったら面白い色になりそう。
それと、ここ最近は販売店様からセミナーに呼んでいただくことも多く、先日も四国香川県の香西釣具様、タイガー釣具様、九州は福岡県のフィッシングワールド黒崎店様、博多駅前店様に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
今後のセミナーですが、近いところですと9/26(日)にフィッシャーマンつくば店様、10/3(日)にフィッシャーマン八王子寺田店様で行う予定です。
これからの秋をより沢山釣るためにすぐ役立つリアルなオカッパリテクニックや取材や開発の裏話などなど、色々お話ししたいと思いますので是非来てください!
イベント限定カラーのブリッツの"2代目バージョン"の限定販売もあります。
普通なら絶対にありえない、クレイジーな色使いがイケてます。
それでは今回はこんなところで!
(写真上段:フィッシングワールド博多駅前店集合の風景です。)
(写真中段:フィッシングワールド黒崎店集合の風景です。)
(写真下段左:セミナーで訪れた四国では空き時間に新しくO.S.Pプロスタッフに加わった浦川さんと再会して釣り。当然ながらグッドサイズを仕留めます。)
(写真下段右:缶コーヒーを賭けての勝負でしたが、僕もドラクロ2インチのダウンショットでグッドサイズ!!負けたのはD社の営業Tさん。ごちそうさまでした(笑))
W.B.S.スーパー3デイズ後編
W.B.S.スーパー3デイズ、DAY2&DAY3
二日目は一番ツラかった・・・。
実際3日間で釣ったバスは最も少なかったです。
<DAY2>
最終フライトのこの日も花室川に入ったのですが、当然ながら先行者はおり、間隔を空けて最下流からじっくりと釣り上がっていくことにしました。
こっちには特製ドライブスティックもあると。
しかし開始早々僕にミス!
ドライブクロー3インチをブッシュに絡めてスイミングさせていたところ引ったくりバイトがあるも一瞬のアワセ切れ・・・。
そしてその後は地獄のノーバイトタイム突入。
先行者にバスを抜かれてしまったのではないかという思いと貴重なバイトをミスしたことによる自己嫌悪の苦しい時間が流れました。
昨日良かった中流~上流域に入れるタイミングを待っていた辛抱の時間帯でした。
ようやくスピードトラップで700gほどのキーパーをキャッチしたのはスタートから2~3時間は経っていた頃でしょうか。
その直後には草深さんがベントミノー106でキロフィッシュをキャッチし、リミット達成まであと3本!
「まだまだイケル!」と重い空気は一新し、気合も入り直しましたね。
その後はお互いにドライブスティックで1本ずつキーパーをキャッチしあと1本!
そして、実は昨日グッドサイズのバスを数匹サイトで確認していた最上流部へ。
しかしここで危惧していたことが。
一箇所バスボートで越えるのがギリギリの浅瀬があったのですが、昨日よりも減水していたことでどうにも乗り越えられない!
この先には間違いなくバスがいるというのに・・・。
致し方なくUターンし、「川は下りだから釣れるバスもいるから」と下流側に見えたコンクリ護岸の切れ目にドライブスティックをロングピッチするとラインが沖走り!
前日同様の猛烈ファイトの末にランディングしたのはこの日のビッグフィッシュ賞となった1890g!
このバスでリミットメイクすると同時に一気にウエイトが跳ね上がりました。」
(写真左:O.S.Pスタッフ草深さんがベント106Fでキャッチしたナイスフィッシュ)
(写真右:DAY2のビッグフィッシュ賞となった1890gのビッグフィッシュをドライブスティックで!)
その後、草深さんもグッドサイズをドライブスティックでキャッチし1本を入れ替え、気がつけばウエイトは5キロ越え。
普通、初日の圧倒的リードを考えればこの日の5キロ超えは十分過ぎるほどのウエイトです。
「これ以上は明日のためにこの釣り(ドライブスティック)を止めた方がいい」とその後はマグレビッグフィッシュが来ればラッキーと2人でトップウォーターを投げていました。
しかし会場に戻って情勢は一変します。
僕達のウエイトは単日2位の5,280gありましたが、初日に5キロ近いウエイトを持ち込んで好位置につけていた赤羽さんチームがこの日6,900gを持ち込んで一気にその差を縮めてきたのです。
正直、初日のリードを広げたかに思っていただけにまさかの展開・・・。
1キロを切ったその差はアドバンテージであることは確かですが、2日目にしてこのウエイトを持ち込んできたことは明日も釣ってきそうな雰囲気がありましたし、それに対してこちらは初日2日目のウエイトを持ち込める可能性はほぼ無いに等しい・・・。
「差は無いも同然、何にしても明日釣らなければ勝てないってこと」とこの日ももはや生命線となったドライブスティック寸詰めを追加生産して早々に就寝。
(写真:本大会の生命線とも言うべくドライブスティック。このタックルで挑みました。ロッドはブラックレーベル6.8フィート(プロト)リールはPX68L、ラインはアデス12ポンド、ドライブスティック4.5インチ、フックはFINAストレートフック3/0(プロト))
<DAY3>
最終日も一路花室川へ。
この日先行者はなく、これはおそらく、赤羽さんチームとの一騎打ちとなっているなかで他の選手方の配慮があったのだと思います。
もうこの日は搾り出せる限り釣り切るだけなので、最下流から丁寧に釣っていきました。
そして開始早々、水中に没した枝に草深さんが落とし込んだイカ(スリムなイカを短くしたチューニングイカ)に700gほどのキーパーがヒット!
程なくして僕も小さいながらもドライブスティックでキーパーをキャッチ。
しかしその後はバイトが遠のき、追加がないまま上流域へさしかかる。
前方に現れたブッシュ際にロングピッチで僕が2投、バイトなし。
しかし草深さんがブッシュの中にドライブスティックを入れると食ってきて3本目。
さらに僕もドライブスティックで小さいながら1本キャッチして4本目。
そしてこの2日間ルアーを入れていなかった水門に差し掛かります。
その水門は奥行きがあるうえに水面近くまでネットが覆っていて釣りにくいのですが、ボートポジションがちょっと遠かったので、「ここは一発で決めたいのでちょっと寄せてもらっていいですか」とお願いしドライブスティックを、鋭く入れるとスキッピングで最奥の角に決まり、着水直後に「ゴボン!」と水面が割れ、このバスが待望のキロフィッシュ、そしてリミットメイク!
その後は下りながら釣りをして、微妙な入れ替えはあるも有効な入れ替えはなく残り時間が少なくなり最終ポイントへ。
到着して1投目にスピードトラップにヒットし僅かながらも入れ替え。
その入れ替えを手伝おうとしたときに草深さんが「こっちはやるから釣りしてて」と言われて投げた次の1投にまたもやバイト、しかも重い!
リアフックにしか掛かっていないのが見えたので、バスの動きに注意しながら慎重にいなして取り込んでもらったバスはこの日一番のキロオーバー!
さっき入れ替えたばかりのバスをさらに入れ替えてウエイン。
「4キロくらいかな・・・」しかし展開的にはこれ以上ないもので、これで逆転されていたらしょうがないと言えるほどの出来でした。
ウエインは僕たちが最後で、ひとつ前が赤羽さんチーム。
そして目の前で赤羽さんチームは3日目としては驚愕の5,440gを持ち込みます。
正直言って、このときは一気に突き落とされた気持ちでした。(ハシタクさん曰く顔面蒼白だったそうです。)
「優勝には4,480g必要」とアナウンスされ、「足りないな」と・・・。
入れ替えの必要のないグッドサイズは量っていなかったので自分達でも正確なウエイトは把握していなかったものの、感覚では"4キロちょい"くらいでしたから、気持ち的には負けた気でいました。
ウエイン台でも冴えない顔をしていたと思います。
しかしウエイトコールは「4,480g!!」負けてはいない、でも同ウエイト?アナウンスもなかったので、数秒間は「どうなるんだろ?」と状況が飲み込めなかったのですが、草深さんに頭を叩かれ「勝ったんだよ」と言われてようやく優勝していることに気づきました。
優勝に必要なウエイトにギリギリ達していたんですね。
今回の優勝は色々な要因が重なって勝つことが出来た、本当に幸運だったと思います。
2日目に1回アワセ切れがあった以外は、3日間、2人とも掛けたバス全てを取り込んだこと。
ドライブスティックのバックスライドセッティングというスペシャルな釣りを持っていたこと。
サンプルで届いたばかりのブラックレーベルの6.8ft.プロトロッドとハイギアになったニューピクシーが今回の釣りにバックリはまったこと。(今回はロングディスタンスで正確に撃ち込むことが重要で、遠くからノーシンカーをアシが倒れ込んだ隙間の奥に入れ込め、さらにフォール後は素早く回収できる。そしてロッドはロングピッチ可能な長さと取り回しを兼備した長さと、掛け感を重視したテーパー&パワーはフッキング性能も完璧)
ビッグフィッシュに恵まれたことや最後の奇跡的な入れ替え、などなど・・・。
そして大会前に草深さんと決めた「お互い気づいたことは遠慮をしないで言い合う」ということも本当に大きかったと思います。
とにかくバスを最大限釣ることを最大の目的とし、そのためにやれることは全て実行する。
なかなか釣れなくて精神的にキツイときにも盛り上げてもらい、この上ないムードで3日間釣りが出来、本当にいい経験になりました。
この快感を知ってしまったからにはまた挑戦したいです。
そして最後にお知らせを。
前回のコラムでお知らせした「ホリデイアングル5」ですが、その後牛久沼水系にて残りの2日間のロケを終え、こちらもすごい事になりました。
かなり苦戦はしただけに、その状況から出したビッグフィッシュ連発劇はホリアン史上?最高の完成度だと自負しています。
こちらは8月末のリリースを予定していますが、また詳細は追ってお知らせしたいと思います。
それと、お知らせがあります!!
8/22(日)に香川県香西釣具様&タイガー釣具様、また、8/28(土)に福岡県フィッシングワールド黒崎店様、8/29(日)に福岡県フィッシングワールド博多駅前店様にてセミナーをさせて頂く事なっております。
とっておきのネタを用意していきますので、皆さん是非来て下さいね。
今回はこの辺で失礼します!
(写真:最終日、ネットが被った水門の奥から出したキロフィッシュ!!)
あつい真夏ほどオカッパリ
皆さんこんにちは。
梅雨明けからの日々はとにかく暑いですね。
先日の休みには北浦に行ってきましたが、気温35度でのオカッパリはさすがにコタエマス。
暑くてたまらないのはバスも同じで、流れが速くて涼しげな水路にドライブスティックを落とし込んだら45クラスが一撃!
炎天下での釣りは体力的にはキツイですが、実はオカッパリで最も確実にデカバスを仕留められる時期なんですよ。
オカッパリの独壇場になることも多い小河川の最上流部に流れを求めてデカバスが上がって来てますからね!
2010W.B.S スーパー3デイズのレポートです
さて、今回は先日優勝することが出来たW.B.S スーパー3デイズの詳細を。
特に初日はW.B.Sが5本リミットになってからの最重量記録を更新する7,440gのビッグウエイト!
魚がデカイので試合中は量っておらず「6500gくらいかな~」なんて言っていただけに量ってビックリ!
その辺の詳細もレポートします。
初日、花室川からスタートしたのは先にアップされた草深さんのレポートにも記載されていますが、この花室川は草深さんも以前バサーオールスタークラッシックで勝負場とするなど得意とする川。
僕も実は実家が近いことから中学、高校とどこよりも通いこんだ川で、釣れるスポットはウエーダーで川に入って底質や地形をチェックしたこともあるほどクセを知っている川。
草深さんの「初日は花室川に突っ込むから」のひと言に心躍りました。
ファーストバイトは流れ込みに4.5インチに寸詰めしたドライブスティックをキャストして、トゥイッチ&フォールを数回繰り返し、流れ込みから離れた辺りでのフォールにヒット。
これがいきなりのキロフィッシュでした。
フックセットは3つある目安穴のうち真ん中からフックを抜いたもので、若干前方にスライドフォールするセッティング。
まず朝イチはトゥイッチベイトとしてもフォールベイトとしても使うかなと、両方こなせる中間的なセッティングから入りました。
ちなみに寸詰め4.5インチですが、すでに本物の4.5インチが完成していたものの、そのサンプル数は2人で3日間使う数にはとても足りず、出発前に6インチを詰めて作ったものです。
動きの質もキレも新たにベストシェイプにデザインした完成品にはかないませんが、それでもあのロール&テールスイングは健在で、まだ誰もこのサイズのこの動きのワームは使っていないだけに強力な武器になると期待していました。
そして2本目は今大会一番のビッグフィッシュとなった2キロオーバー!
(写真左:1本目のキロフィッシュ。この時点ではバックスライドではなく普通刺し。)
(写真右:今大会最大の2キロオーバーがいきなりキタ!!)
これはスピードトラップというシャロークランクの速巻きに食ってきました。
ブリッツじゃないの?なんて声が聞こえてきそうですが、このクランクは僕の中ではブリブリとアピーリーにアクションするブリッツと対極にあるタイプで極めてタイトなアクションをします。
しかも速巻きしてもアクションがバタつかないところがミソで、例えるならハイカットのシャロークランク版といったところ。
ここはフィーディングスポットでベイトフィッシュライクなものに反応が偏るのですが、(この辺が先に触れたクセですね)浅いレンジボトムを叩き過ぎず一気に引き切れ、さらにナチュラルリアクション(僕が提唱する、ナチュラル要素を持つルアーで、バイトへのスイッチをこちらから意識的に仕掛ける釣法)を仕掛けられるルアーだったというわけです。
釣りでウソはつけませんのでこの辺は正直に(笑)。
このバスは合わせた瞬間は動かなくて一瞬根掛かりかと・・・その後はあまりに引きが強いので「コイが引っかかったかも」なんて言っていたのですが、反転してバスと分かった瞬間からは一気に心臓バクバクですよ。
ランディングは草深さんにお任せして、とにかくラインブレイクとフックが外れないことだけに集中しました。
3本目はその直後にフォローで入れたマイラーミノー(公魚)のダウンショットにて900gくらい。
4本目はバイトが遠のいたので「ちょっとリアクションを試そう」とドライブスティック4.5インチのリアクションキャロ(ショートリーダーでミノーのようにトゥイッチする)に換えたところボート際でガツンときてまたもや猛烈ファイト開始。
スピニングでしたからヒヤヒヤでしたが慎重にやり取りし、草深さんが一発で掴んでくれました。
このバスもデカくて1,800g前後のビッグサイズ!
フックが皮一枚しか掛かっていなくて危ないところでした。
その後程なくしてドライブスティックで5本目をキャッチしてリミットメイク。
この頃からは太陽もだいぶ高くなっていたので、アシのシェード撃ちに集中。
ドライブスティックのセッティングも裏技としてしたためていた逆刺し、"バックスライドセッティング"にすることで倒れ込んだアシの下に送り込んでいきました。
しばらく釣れない区間が続きバイトが遠のきましたが、岸近くの水中にうっすらと見えた斜め杭と岸の間にドライブスティックをフォールさせるとラインが上流に走って1,500gオーバー!!
(写真左:マイラーミノーのダウンショットにてナイスキーパー!!)
(写真右:バックスライドセッティングで1,500gオーバー、入れ替え!!)
(写真左下:ドライブスティック4.5インチのリアクションキャロに1,800gクラスのビッグフィッシュ。)
(写真右下:北浦ではドラクロでナイスキーパーを釣るももはや入れ替え不可。)
その後もドライブスティックで何本か追加するも入れ替えには至らず(そりゃそうで、この時点であの7,440gに達していました)花室川を出てチェックも兼ねて北浦へと向かいました。
北浦ではドライブクローのテキサスリグでナイスキーパーが出るもやはり入れ替えならずで草深さんの知るデカバススポットに寄りながら帰着。
ウエイン後はこの日後半バイトが頻発した4.5インチドライブスティックを共同作業で追加生産して(草深さんがカッターとコンロを持ってきていました)早めに寝ました。
→後編へ続く 後編は近日掲載予定です!!
(写真:釣りが終わってからは「タマ切れだけはイカン」と4.5インチ作り。)
梅雨シーズン突入
こんにちは川村です、梅雨シーズン突入ですね。
梅雨入りと同時に我が家に除湿機なるものがやってきたのですが、その溜まっていく水の量の多さにビックリ!
一日もしないうちに45cm水槽ほどのタンクが一杯ですから、「こんなに沢山の水がこの空気中に混じってたらそりゃジメジメもするわ」って感じです。
フィールドに出てもいよいよ暑くなってきた気温に加えて「ムワッ」とした強い湿気はより体力を奪いますが、釣り的には様々なルアーで釣れる季節に入りましたし、僕のようにオカッパリがメインとなる人にとっては、ボートでは攻略しにくい浅い川の上流域の釣りが本格化してくるので断然楽しくなってきます。
ホリデーアングル5のロケ
先日の休日にDVDのロケを行ってきました。
「休日、メジャー、オカッパリ」でお馴染みのホリデイアングル5の撮影です。
舞台は霞水系で、なんとトップウォーター縛り!
休日に普通にオカッパリをして、釣れても釣れなくてもそのままDVDになってしまう(高滝で撮ったパート3だけはお願いして追加1日を受け入れてもらいましたが)
このシリーズは、やる側としてはけっこう怖いものがあるのですが、今回トップ縛りとは・・・何でもありでもそれなりに大変なのに・・・。
ロケを行ったのは6月12日(土)と6月13日(日)で、まだ梅雨入り直前。
トップ縛りとなると天候に大きく左右されるので曇りないし雨天になることを願ったのですが、期待に反して当日の2日間はバッチリ晴れてしまいました。
予報では曇り雨だったんですけどね・・・。
そんな、縛りでもなければ朝夕意外にトップを投げることはまずないであろう晴れ晴れとした天気の元、2日間トップオンリーで勝負してきたのですがバイト数は約20回。
そう、けっこうバイトはあるんです。
しかしこれでも僕的には思ったよりもバイトが少なかったくらいなんです。やっぱり天気がキツかった。
なかでも最もバイトが獲れたのはフロッグ!
(写真上:8月下旬発売予定のホリアン5に収録の霞ヶ浦水系トップウォータ縛り編でのワンカット!)
(写真下:トップ縛りのロケでも活躍してくれた、ダイビングフロッグ&スケーティングフロッグ)
晴天のなか水面まで出そうとするとシェード攻略に活路を求めるしかないのですが、引っ掛かりを気にせずに入れ込めて、物に絡め、時に引っ掛けながら誘えるとなるともうコレしかありません。
「もっとバイトがあるかと思っていた」のもフロッグゲームを見込んでいたからに他なりません。
さすがに普通のトップウォータールアーではこの状況、ムリがあるってものです・・・。
そのフロッグに、O.S.Pではダイビングフロッグに加え、今期新たにスケーティングフロッグが仲間入りしました。
ダイビングフロッグについてはこれまでも何回か紹介していますが、鋭角なターンによる移動距離の短さとポップ音によるアピールはマッディウォーターでのバイト率が違い過ぎるくらいに違います。
これはもう、ダントツと言ってしまってもいいでしょう。
特に今回のような晴天でバスが上を向いていない、バス自体もレンジが深めとなると、音で強制的にバスに上を向かせないとバイトに結びつきません。
今回のロケではいわゆるフロッグ場であるベジテーションエリアから本来フロッグの出番がないようなコンクリ護岸まで、最も出るルアーがダイビングフロッグ!という感じで使っていきました。
そして、そのダイビングフロッグとは全くタイプが異なるフロッグがスケーティングフロッグ。
ベーシックな先細りタイプなので、フロッグ本来の役割であるヘビーカバー攻略にうってつけであることは想像にたやすいのですが、まずこのフロッグの大きな武器は「フッキングの良さ」フロッグゲームの難点は何といってもフッキング。
ちなみに特に僕はヘタクソですね・・・。
スケーティングフロッグはヘッドからフックポイントにかけてのボディシェイプがスリムにデザインされていて、このスリムボディにワイドゲイプフックというコンビネーションはこれ以上は望めないレベルにまでフッキング性能を向上させています。
そしてスケーティングフロッグのもうひとつの大きな武器は動きの良さ。
すでに使った人は体験していると思いますが、これはもう、カバーに突っ込める引っかからないペンシルベイトです。
左右に切れ込むようにシャープでクイックな首振り。
バスから瞬発的に逃げるようなアクションがバスの捕食本能にスイッチを入れます。
ダイビングフロッグが音やバブルによる存在感の強さや威嚇効果といった方向でスペシャリティを持つのに対して、スケーティングフロッグはナチュラルなエスケープアクションといった視覚効果においてのスペシャルフロッグであると言えるでしょう。
そしてこれはダイビング、スケーティング両方のフロッグに共通して言えることですが、元来フロッグがマットカバー用ルアーとして存在していたものの、実はそのメリットはマットカバーとは切り離して考えてみても、「甘い着水音」「ジグやテキサスと同様にカバーに入れていける」「バスから見上げてフックが隠れている」「バスの興味を惹きやすい水面に浮かべて誘える」といったことから固定概念を捨てて、あらゆる場面で、あらゆるイメージで使っていくことで可能性が広がるルアーであると思います。
“フロッグ”というジャンルですが、ときにベイトフィッシュ、ときに虫、僕なんかはザリガニイメージで使うことも多いですからね。(アシの中を釣るときに。アシにザリガニしがみついてるでしょ!)
ちなみにタックルは、ラインは可能であればPE50ポンドクラス。
ロッドはガチガチに硬いよりは、パワーがありつつもバスに持って行かせたときに吐かれないクッション性もあるもので、細かいアクションもつけやすいものがベスト。
以前はスティーズハリアーを使っていましたが、ブラックレーベルから出たフロッグ専用“トゥイッチンフロッグ”はこの辺のツボを完璧に備えています。
今回は今まさに、そしてこれからも旬が続くフロッグゲームを紹介しました。
この釣りは効果の割にはまだまだ実践している人が少ない釣りだと感じていますので、この釣りの面白さを是非知ってもらいたいですね。
そんな訳でホリデイアングルのロケは霞トップ編を無事・・・いやいや今回も奇跡が起きてしまいました。(ホントにありえんです、自分でも怖いくらい。)
あとは残り2日、別の関東メジャーフィールドでのロケを残していますので、こちらも頑張ります!
そして話は変わって、6月20日フィッシャーマン府中店さんでのセミナーに来ていただいた皆さん、ありがとうございました!
次回はかつての地元つくば店さんで9月26日になります。
まだ先の話になりますがこちらもよろしくお願いします。(イベント限定カラーブリッツも一新しましたよ!)(セミナーに来て下さった皆様、有難うございます!)
さらに先日、釣りビジョンの新番組『B.Bブラザーズ』のロケで香川県で行ってきました。
しかもギアステーションでお馴染みの松田悟志さんとご一緒させていただきました。
こちらのロケも松田さんが劇的な展開でビッグフィッシュを仕留め大成功!
しかも翌日の東京に帰る日に、撮影スタッフさんのはからいで飛行機に乗る前に小1時間ながらプライベートフィッシングをさせてもらえることに。
松田さんは僕が驚くほどの超バスキチで、2人とも時間を惜しんで釣りをしたのですが、その短い時間で2人とも45cmクラスをキャッチ!
今回の写真は松田さんの了解で掲載させていただいていますが、本番ではこれよりも断然デカイバス、釣ってますよ!
放映は7月の予定です。そして今週末、6月25日~6月27日は2年ぶりに『W.B.S.スーパー3デイズ』に参戦してきます!
ペアは同じO.S.P社員の草深さん。
これまで書いた感じで土日は全て予定で埋まっていたのでブッツケ本番になってしまいますが、出るからには全力で釣ってきますよ!
頼んます草深さん(笑)
(写真左上:香川県ロケ、飛行機に乗る前の一匹。マイラーミノーのインパクトチャート、ジグヘッドリグで。)
(写真右上:松田さんも帰り際にグッドサイズ!流れの中で強烈に引いてました。こちらもマイラーミノージグヘッドで。)
(写真左下:ドライブスティックにコンフィデンスを持つ草深さん、昨年はハイピッチャーでビッグフィッシュ賞獲、そして「2日目まで」3位でした・・・。)
ルアーマガジン『陸王』遠賀川編
みなさん今日は、GWはいい釣りしました?
僕の最近の釣りですが、まずは何といってもルアーマガジン誌『陸王』がありましたね。
しかも相手が超強豪金森君だけに気合も入りまくりでしたよ。
舞台である遠賀川は僕はある意味相性が悪くて、実は昨年2回釣りをするチャンスがあったにも関わらず、急遽別の用事が出来てしまったり、洪水で釣りどころでなかったりで両方とも現地入りしたにも関わらず釣りが出来なかったといういわくつきのフィールドなんです。
初の遠賀川
そんな訳で今回が初の遠賀川、練習のため本戦の4日前に現地入りしました。
練習初日、遠賀川に到着したのは午後になったのでこの日は半日。
まずは勝負エリアを下流から上流までの景色を車でざっくりとチェックし、そのまま残り時間を上流部から釣りをしていきました。
場所探しが目的なので、ひとつで縦に落とし込んでも横に泳がせても使えるドライブクロー4インチのテキサスリグ1本に絞ってどんどん移動しながら目ぼしいところをチェックチェック!
競技エリアが支流も含めると往復で約40キロと長くて、実質3日半あるといってもこれを上から下まで、しかもヤブこぎしながら見るとなると休んでいる暇も無く、実際練習中は昼食の時間も惜しんで開拓に勤しみました。
で、その練習の内容は、初日はテスト中だったツートンカラーのドラクロ4"(今月末に出る予定です)をリップラップにかすらせながらスピナーベイトのようにただ巻きで泳がせてくるとすぐに50アップが釣れ、他にも同じ釣り方でグッドサイズが連発。
いきなりの手ごたえを感じた初日だったのですが・・・。
(写真上:練習初日にいきなり釣れた50アップ。ドラクロ4インチツートンカラー(今月末リリース)のスイミングで。)
(写真下:キャロの遠投スタイルでは脚もぎドラクロ3インチのキャロでブリブリのグッドサイズが連発!)
2日目は何と1日丸々完全ノーバイト!
原因は僕が最も得意とするカバーフィッシングが全く利かなかったことがその理由。
初場所で、沈み物も何も知らないだけに、見えるカバーの釣れなさにはいやしかし立地条件の良い一級カバーでさえ全く反応が無いのには、今回カバーフィッシングはダメなんだな、というあきらめはつきましたが、いやしかし、この時点では困り果てましたよ・・・。
このカバーフィッシングが利かなかった要因として、普段の釣れ方は分かりませんが、おそらくコイやフナのハタキ(産卵)でシャローブッシュが占領されていることが大きかったと思います。
特に練習中は日を追うごとに水温が上がっていっていて、初日はクリークの中やワンド内でのみで部分的にハタいていたのが、3日目4日めには本流まで、いたるところに広がっていました。
この状態でシャローカバーが釣れなくなるのは霞水系でも小貝川でも、ようはどこでも同じこと。
初日に釣れたリップラップは風や天候が見方をしてバスが入ってきてくれないと釣れないタイプの場所なので何か他の釣り方を探さなければ勝ち目はないということで、3日目4日目にやり込んだのがオープンウォーターの釣り。
具体的には沖に広がるハードボトムや大きな堰を遠投メインで釣っていくスタイルです。
こういったスポットで活躍してくれたのがキャロライナリグ。
広範囲を効率よく探れながら、食わせる力にも長ける実釣力のあるリグですが、最近では使う人が少ないリグでもあります。
かくいう僕もかつてのハードボトムが良く釣れた頃の霞ヶ浦では主力でしたが、近年での出番はめっきりと減っていました。
しかしこの遠賀ではキャロが大活躍!
それも同じキャロでもタイプの異なる2タイプを使い分けることでより釣果を伸ばせました。
ひとつはリーダー60cm~70cmほどとってシンカーは5g、ワームはドライブクローの3”。
これはスイミング気味の使い方がメインで、特にロッドアクションはつけずにボトムを取りながらのズル引きや、シンカーを斜め上方向にスーッと持ち上げてパタパタと泳がせてはそのままカーブフォールさせてワームをノーシンカー状態でフォールさせるを繰り返します。
これはワーム本来のスイミングアクションを活かした使い方で、より自然に誘うことが目的です。
ちょっとした工夫としては、特に堰のように流れの中で使うときや、スピーディに泳がせてくるときにはドライブクローの4本の脚をカットして使うことでボディの安定性が増し、キャロのようなワームがフリーになるリグでもワームが回転することなく自然な水中姿勢で誘えます。(4本の脚があっても、腹側に塩を集めた低重心使用で水中姿勢には元々優れていますが。)
もうひとつはリーダーは25cm~30cmほどにシンカーは重めで今回は8.8g、ワームはドライブスティックというダート系で、いわゆるリアクションキャロ。
これは超メジャースポットのひねくれバスをリアクションでバイトさせるためのトリックリグで、鋭い2トゥイッチ1ポーズが基本アクション。
ちなみにドライブスティックはこの使い方でも身をくねらせながらダートし、自発的に動きながらフォールします。
これが効いたのは、練習中にいつも人が入れ替わりで入る堰があり、話を聞くと「釣れるときは簡単に釣れるけど、釣れないときはサッパリ」という意見が大勢。
しかしこれ程の大場所なので、「実はいても食わないだけなのでは?」と思いこのリグを試すとグッドサイズが2連発!これに気づけたことは大きかった。
で、向かえた本番は2日で10キロ超えと自分としては存分に力を発揮できたし、2日間で1本のバラシもなく、全てのバイトをフックアップし取り込めたことが何より。
これは今年の陸王のルールである「1タックルルール」つまり、専用タックルを組めず、ソフトもハードも1タックルで扱わなければならないことを考えればその価値はさらに大きいです。
ミディアムパワーなのにパワーの立ち上がりの速いテーパーにより掛けと乗せを兼備したロッド、ブラックレーベルPF701MFBと、ピッチングからフルキャストまでパーフェクトにこなせるリールスティーズ103HL(スプールは遠投にも対応するスティーズハイパーキャストスプールに交換)といった汎用性の高さと、信頼してバスを抜き上げていけたデフバスフロロ。
完璧なタックルバランスがノーミスの2日間を演出してくれました。
しかし金森君の2日目6キロ超えには驚いた!
同じ状況下で釣りをしていたからこそ分かるその凄さ。
今後は僕もあの爆発力は身につけてやるぞと思った次第です。
緊張感は感じつつも最高に勝負を楽しめた2日間でした。
そして荷物の受け取り、情報提供、楽しい食事まで色々とお世話になったROD-MANさんありがとうございました。
で、GWはオリキンと千葉のリザーバーに行ったり、地元の釣り仲間と久し振りに釣りをしてきました。
リザーバーではドラクロのテキサス&ヘビーダウンショットが最もよく釣れたのですが、特にヘビーダウンショットの効果を再認識。
今後もっと取り入れていくことでよりバイトが獲れそうです。
サイトでのマイラーミノーのバスの反応はやはり別格で、オリキンも会社の先輩草深さんも釣りまくっておりました。
(写真左上:マイラーミノー(稚ギル)ダウンショットに45クラス!)
(写真右上:こちらはオリキンがマイラーミノーで仕留めた50アップ、やられましたがさすがです。)
(写真左下:草深さんもマイラーミノーヘビーダウンショットでグッドサイズ!「マイラーミノーの反応すごいね」と太鼓判!)
(写真右下:ヘビーダウンショットによるフラッタリング&ダートフォールは個人的にも要注目です。)
そしてポケーっと水面近くに浮いているバスにはドライブスティックノーシンカーをクネクネと落としていくと、バスが追いかけていってグーッと。
霞水系のほうは田植えの濁りの影響は残っていましたが、部分的に濁りが取れてきているところではバイトが集中!
アシの奥にドラクロテキサスを入れ込んで落ちパク!パラアシにドライブスティックを落とし込んでもラインがツツツーッ、風が吹いたらパラアシやガマの隙間をハイピッチャーで通すとガツン!とこれまた楽しい釣りを堪能できました。
今年の春は天候不順で厳しい日に当たることも多かったので、これからがシーズン本番といったところかもしれませんね!
そして今週末、5/15(土)はフィッシャーマン水戸店さんでセミナーをやらせて頂きます。
この時期にガッツリ釣るための方法と、人に差をつけるワームのチューニング、まだどこにも公開していないドライブスティックの秘密の使い方などなどレクチャーしちゃいます。
翌日5/16(日)は同じくフィッシャーマンさん主催の「Basser’s Jam」が土浦新港で行われます。
こちらもこれまでにない豪華ゲスト大集合でとんでもない盛り上がりになりそうです。
是非皆さんも遊びに来てくださいね~!
(写真左:ドライブスティックノーシンカーをパラアシに落とし込む釣りはアフターのグッドサイズを選んで釣れる釣りでした。)
(写真右:風が吹いたタイミングではハイピッチャー!パラアシを通していくと、ガツン!と引ったくっていくのが見えます。)
本格的なシーズンインまであと少し!
こんにちは川村です。
気がつけばだいぶ日も伸びてきていて、冬を脱していくのを感じます。
本格的なシーズンインまであと少し!と言いたいところですが、すでにフィールドの状況は上向いています。
皆さん、まだ寒いなんて言ってられませんよ!
そうはいうものも僕も取材以外の釣りはあまり行けていないのですが、それでも釣行すればなかなのサイズが応えてくれています。
特にドライブクローの5インチ。
これは釣れるサイズが明らかに違う!
テキサスリグやキャロライナリグでの単体での使用ももちろんですが、デカバスキラーとして強力無比なデカバスキラーとなるのは『ゼロワンストロング』との組み合わせ。
デカバス釣ろうと思ったらこの組み合わせは最強です!
ちなみにストロングが出てからというもの、ビッグバス率は格段に上がり、昨年の雑誌取材で見ても、、、、。
・ロッド&リール誌では高滝にてひとつの流れ込みから40アップ5連発。
・バスワールド誌では旧吉水系では50アップ含む40アップ連発でこれ以上同じルアーで釣ってもしょうがないと封印。
・ルアーマガジン誌では牛久沼水系での締めの45アップに、別冊ではマジでデコるかと思った濁流の印旛水系でビッグフィッシュ捕獲
と、この半年ちょっとだけでも、絵になるサイズを釣らなければならない大切な取材で、すでにどんなに助けられたことか。
O.S.Pホームページ中での動画でも牛久水系で余裕で任務完了でしたし、滅多に釣れないけど釣れたらデカイではなくて、「高確率でデカイのが釣れる」というのが凄いところです。
(写真左:ドラクロ5インチヘビキャロで。このときはフォールスピードを出すために脚はカットして使用。)
(写真右:ストロング&ドラクロ5インチの最強デカバスキラーコンビ。)
しかし昨年は、そのストロングにつけるトレーラーとしてドライブクロー4インチではちょっと物足りなさを感じていたのも正直なところで、「早く5インチが使いたいな」と思っていたのです。
それが今年の年明けに行ったバスワールド誌の取材で5インチが解禁となり、早速ストロングとの組み合わせがビッグフィッシュを連れてきてくれました。
それと、ストロングであってもスカートを短くカットして使うときには4インチもマッチしますので、その辺は柔軟に、といったところです。
そしてドラクロ5インチ単体での使用ですが、ドラクロはテキサスリグは説明不要なほどお馴染みだと思いますが、他に是非試していただきたいのが『キャロライナリグ』。
5インチに限ったことではありませんが、ドラクロは横方に這わせても泳がせても抜群のアクション性能ですし、あれだけパーツが付いているとワームが回転しそうなものですが、腹面だけに塩を入れて低重心化させていることが効いて、真っ直ぐフックセットさえしていれば美しい姿勢をキープします。
前述した年明けのバスワールド誌取材ではキャロにセットした5インチを立ち木でリフト&フォールさせてビッグフィッシュが食ってきました。
ちなみにこの5インチは、これまでよりも若干ハードな素材を採用しています。
3~4インチと同じ素材を使うと大きく動きすぎてしまうことと、ハサミの反復スピードが落ちる。
それをドライブクローのベストアクションに調節したのですが、結果的に針持ちも向上しています。
フックサイズは5/0がベストマッチ。でっかいバスが食ってきますから、太めのラインで使うことをお勧めします。
(写真上:1月のリザーバーにて、ドラクロ5インチテキサス、カバー撃ちでビッグフィッシュ。)
(写真下:Basser誌ヤマガタ氏、取材成立後にドラクロで2連発。実は釣りウマなんです。しかしそのサイズは俺が釣りたいわい!)
それと最後に、ロッド&リール別冊『バステク 春』でドラクロ特集やってます!
実釣では最近こればかり、というくらいこの冬お世話になっている、「ドラクロ+シャクリ」の効果もあって、ボウズでもおかしくない真冬の霞ヶ浦での取材としては数は良く釣れましたね。
ドライブクロー解体新書のような?内容で、なぜ釣れるかといった話から、詳しい使い方、より良く釣れるようになる核心の部分、実用的なチューニングなど(お遊びも含みますが)とにかく全部載せです。
そして先日はBasser誌の取材でこれまた厳寒期のオカッパリやってきました。
こちらもボウズ覚悟だったのですが、終わってみれば45アップ連発!
しかし、朝イチ、マイラーミノーに浮いてきた50アップ・・・40クラスが横取りしなければな~・・・今月末売りです。
(写真左:マイラーミノーも完璧な仕上がり!ノーシンカーワッキーでの水面ピクピクにガバッ!ときました。)
(写真右:こちらはマットカバーのパンチングにて中型サイズ。そしてこのキャップはこの春の新色ですよ。)